• TOP
  • まち自慢.net
  • 男の子の健やかな成長を祈って飾られる華やかな七夕飾り「戸出七夕まつり」─終了しました

まち自慢.net

2017.06.27
| まつり・イベント自慢 富山県

男の子の健やかな成長を祈って飾られる華やかな七夕飾り「戸出七夕まつり」─終了しました

赤色ちょうちんが目立つ、戸出の七夕飾り/写真提供:(公社)とやま観光推進機構

7月7日が男の子の節句とされる富山県高岡市。

日本海に面する富山県の北西部に位置し、多くの古墳もあって早い時期から地方政権が成立していました。746(天平16)年には、万葉集の代表的歌人である大伴家持が国守として赴任し、在任5年の間に220首あまりの秀歌を万葉集に残しています。1609(慶長14)年には、加賀藩二代藩主・前田利長によって高岡城の城下町として開かれました。

高岡には、長い歴史の中で育まれた独特の文化が、今なお息づいています。男の子のいる家庭で、子どもの健やかな成長を願い、行われる七夕飾り。全国でも高岡地方にだけ伝わる風習で、明治から現在に至るまで受け継がれています。

 

高岡市内でも、特に戸出(といで)地区の七夕は、短冊、提灯、くす玉、吹き流し、行灯、その他の細工物がバランスよく配された「日本七夕の完成形」とも言われる美しさを誇ります。赤色のちょうちんが多く、現在でも商店や個人宅の前に「武者行灯」や「金太郎行灯」がついた七夕飾りがあれば、その家に元気な男の子がいる証になります。

戸出で町を挙げて七夕まつりが行われるようになったのは、1963(昭和38)年から。町内ごとに、住民が力をあわせて巨大な七夕を、手づくりで制作します。各町内住民の知恵と工夫が集結した七夕飾りは、まるで芸術作品そのもの。今では日本海随一の歴史と規模を誇る七夕まつりとして、多くの人々を引きよせています。

戸出では、五節句のひとつである7月7日に七夕を祝うことに意味があるとされ、江戸時代以来、「7月7日」にこだわって七夕まつりを行ってきました。今年も7月3日(月)から7日(金)に開催されます。

期間中は、旧北陸道(戸出町メインストリート)が華やかな七夕のトンネルとなり、毎晩22時までライトアップされます。18mにもおよぶジャンボ七夕や大小1500本の七夕飾りで飾られ、赤い色ちょうちんが幻想的な雰囲気を醸し出し“日本一美しい”とも言われる七夕祭りが展開されます。

 

<「第54回戸出七夕まつり」の概要>

 

◆開催期間:2017年7月3日(月)~7日(金)

◆ライトアップ終了時間:22:00

◆会場:高岡市戸出町一円、メイン会場:戸出商工会館前(富山県高岡市戸出町)

◆アクセス:JR城端線「戸出駅」から徒歩5分。能越自動車道高岡ICから車で15分

◆主催:富山県高岡市戸出七夕まつり実行委員会

 

詳細は、高岡市商工会の公式HPをご覧ください。

http://www.shokoren-toyama.or.jp/~takaoka/

 

<写真提供>

公益社団法人とやま観光推進機構

富山県観光公式サイト「とやま観光ナビ」

http://www.info-toyama.com/

 

 

  • mixiチェック
↑