推薦映画の紹介

僕たちのラストステージ

『僕たちのラストステージ』04月19日(金)全国順次ロードショー
©eOne Features (S&O) Limited, British Broadcasting Corporation 2018
2018年/イギリス、カナダ、アメリカ/98分  配給:HIGH BROW CINEMA
4月19日(金)より、新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー

1937年、スタン・ローレル(スティーヴ・クーガン)とオリバー・ハーディ(ジョン・C・ライリー)によるお笑いコンビ、ローレル&ハーディは、観客からも批評家からも愛され、出演映画は世界中で上映され、ハリウッド・コメディー界の頂点に君臨していた。1953年、ローレル&ハーディは、イギリスでホールツアーを開始するも、既に二人は過去の人になっていた。待遇は悪く、客席もガラガラ。互いを笑わせ合いながら、過酷なツアーを頑張って続けるうちに、やがて二人はファンを取り戻していくが、ある日の口論をきっかけに、オリバーはコンビ解消を心に決め、スタンに「引退する」と告げる−。
英米を代表する実力派俳優が贈る、人生のおかしみと哀しさ、素晴らしさをユーモラスに描いた愛おしい物語。

  • 浅香光健(演劇舞踊浅香流 名取)
     ハリウッドでサイレントからトーキー期に活躍した伝説のコンビの、35年にわたる二人の関係を晩年のツアーの視点から描いた友情と絆の物語。愛おしいヒューマンコメディー。
  • 大黒 昭(株式会社アスピカ 会長)
     1930年代に一世を風靡(ふうび)したコメディアン・コンビの物語。舞台での二人のコメディーを見るのもこの映画の魅力だが、人間関係の描写も見どころだ。ホロリとさせるエンディングも良いし、なんといっても主演二人の演技が素晴らしい。
  • 三遊亭小円楽(落語家)
     伝説の爆笑コンビ「ローレル&ハーディ」の晩年を描いた本作は、お互いの才能を認め合い、友情という言葉以上の絆でつながった二人の最後のステージまでを、ユーモアと熱意をたっぷりと盛り込んでつくった逸品。

半世界

『半世界』2月15日(金)全国にてロードショー
©2018「半世界」FILM PARTNERS
2018年/日本/120分  配給:キノフィルムズ
02月15日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にてロードショー

「こんなこと、ひとりでやってきたのか」。山中の炭焼き窯で備長炭を製炭し生計を立てている紘(稲垣吾郎)は、突然帰ってきた中学からの旧友で元自衛官の瑛介(長谷川博己)から驚かれる。何となく父から継いだ絋にとって、ただやり過ごすだけだったこの仕事。けれど仕事を理由に家のことは妻・初乃(池脇千鶴)に任せっぱなし。それが仲間の帰還と、もう一人の同級生・光彦(渋川清彦)の「おまえ、明に関心もってないだろ。それがあいつにもバレてんだよ」という鋭い言葉で、仕事だけでなく、反抗期の息子・明に無関心だったことにも気づかされる。やがて、瑛介の抱える過去を知った紘は、仕事や家族と真剣に向き合う決意をするが…。
諦めるのは早すぎて、焦るには遅すぎる40歳目前の男三人の視点を通じて、「人生半ばに差し掛かった時、残りの人生をどう生きるか」という誰もが通る葛藤と、家族や友人との絆、そして新たな希望を描いた感動作。

  • 宮川直美(医師)
     40歳目前、家族、仕事、人生に悩む3人の幼なじみの友情物語。諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる、40歳手前という年代のじれったさが、同世代として胸に響く。
     海外派遣で傷つき帰郷した元自衛官が見た非情な世界も、地方都市から出ることなく縮小して行きつつある家業を守るもがきも、どちらも地続きの「世界」なのだというメッセージは深い。
  • 渡辺俊雄(元NHK衛星映画劇場 支配人)
     『団地』『エルネスト』…と、最近、作品の幅を広げ過ぎた感のあった阪本順治監督が、稲垣吾郎を主役に据え、40歳を直前にした男たちの苦悩をきめ細かく描いた人間ドラマ。
     主軸となるのは、小中高で同級生だった3人の男たち。それぞれに経済や家族、心に問題をかかえているのだが、なるほど「40」という年齢は、人生の折り返し点なのかもしれない。久しぶりに再会した3人の男たちの変わらぬ友情は想像以上に深く熱い。問題を抱えながらも、友の危機に敢然と立ち上がる様も感動的だが、それ以上に心を動かされたのは、稲垣吾郎と池脇千鶴が演じた夫婦の関係であった。その絶妙なやりとりこそ阪本順治の真骨頂、二人の俳優の魅力を見事に引き出した。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』12月28日(金)全国ロードショー
©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
2018年/日本/120分  配給:松竹
12月28日(金)より、全国にてロードショー

鹿野靖明、34歳。札幌在住。幼少の頃から難病の筋ジストロフィーを患い、体で動かせるのは首と手だけ。人の助けがないと生きていけないにも関わらず、病院を飛び出し、風変わりな自立生活を始める。自ら大勢のボランティアを集め、わがまま放題。ずうずうしくて、おしゃべりで、ほれっぽくて!自由すぎる性格に振り回されながら、でも、まっすぐに力強く生きる彼のことがみんな大好きだった—。この映画は、そんな鹿野靖明さんと、彼に出会って変わっていく人々の人生を、笑いあり涙ありで描く最高の感動実話。
実在した人物・鹿野靖明(1959年〜2002年)を演じるのは、同じ北海道出身の俳優・大泉洋。高畑充希、三浦春馬ほか豪華キャストが共演し、誰も観たことのない「生きる力」を持つ男と仲間たちの姿に日本中が笑いと涙で包まれる!この冬、最高の感動作。

  • 高見恭子(タレント/文筆家)
     言いたいことを言い、障害がある日常をユーモアで生き抜いた実在の男性のたくましく、痛快で、しかし繊細で魅力的な人生の映画!大泉洋氏も総ての俳優がイキイキ素晴らしい。今を楽しまなきゃ勿体無いと気付かせる貴重な映画!
  • 宮川直美(医 師)
     筋ジストロフィーを患い24時間体制の介助が必要な鹿野靖明氏とボランティアたちの交流を描いた、大宅壮一ノンフィクション賞受賞書籍の映画化。重い障害をもちながらも地 域で自立して生きるという意志を貫いた鹿野を大泉洋、彼に影響され自身の生きる道も模索していくことになる大学生を、高畑充希、三浦春馬が演じる。
     わがまま言い放題だけど、どこか憎めない鹿野のキャラクターは、口の悪いコメントをしても好感度が高い大泉氏自身の魅力とも重なり、深みと広がりを増す。それを受ける高畑氏も巧み。初めての経験に即感応し、徐々にボランティア活動にうちこみつつ、鹿野の人間性を理解していく反応の良さが物語をスムーズに運んでいく。
     24時間介助要生活を、家族の力を極力使わず、自ら募集したのべ500人以上のボランティアとともにやり遂げた鹿野氏の生涯は、どんな立場であっても困った時は誰かを頼り、生きていく価値があるのが命なのだということを高らかに宣言しているようだ。
 
  • mixiチェック
↑