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2018.06.12
| まちづくりプロジェクト自慢 埼玉県

関東の“べに花の郷 桶川市”で「第23回べに花まつり」開催─終了しました

桶川市のべに花/写真提供:フォトさいたま

埼玉県の中央に位置する桶川市は、江戸から10里の距離にあって、近隣からの農産物の集散地として、また中山道の宿場町としてにぎわいました。その中心となったのが、べに花。幕末には、山形の「最上紅花」に次いで全国で二番目の生産量を誇りました。

桶川におけるべに花の生産は、天明・寛政年間(1781~1801年)に江戸商人がその種子をもたらしたことから始まり、「桶川臙脂(えんじ)」として全国に広まりました。7月に収穫する最上地方に比べ、温暖な気候の桶川では6月に収穫でき、「早場(はやば)もの」として定着。米一反あたり平均二両だったのに対し、べに花は四両で、幕末には「最上紅花」を上回る相場で取引されたと言われています。

隆盛を誇ったべに花ですが、明治時代になると化学染料の導入もあって次第に衰退。桶川での痕跡は紅花商人が寄進した寿二丁目の稲荷神社に残る石灯籠くらいになってしまいました。

 

 

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「べに花ふるさと館」の周辺に広がるべに花畑
/写真提供:フォトさいたま

その中で、べに花に興味を持ち、実際に栽培を始めた人々がいました。やがて桶川で栽培され、採取された種子が「桶川グリーンフェスティバル」や「市民まつり」などのイベントで配られるようになり、6月中旬から下旬にかけて、市内各所でべに花が見られるようになりました。1996(平成8)年には、「第1回べに花まつり」が開催され、23回目を迎える今年も、6月16日(土)と17日(日)に桶川市農業センターをメイン会場に開催されます。

 

農業センターの周辺にはべに花畑があり、物産市や「べに花畑で結婚式」やステージイベントなどが行われます。三田原地区のべに花つみとり園ではつみとり体験(有料)ができます。
べに花の切り花やドライフラワーの販売も。

黄色やオレンジに染まったべに花畑をお楽しみください。

 

 

<「第23回桶川べに花まつり」の開催概要>

 

◆開催期間:2018年6月16日(土)日(土)~17日(日)

◆時間:9:30~16:00

◆会場:メイン会場 桶川市農業センター周辺(埼玉県桶川市川田谷4414)

◆アクセス:期間中、JR「桶川駅」西口と「メイン会場」「つみとり園」を無料シャトルバスが約20分間隔で巡回。市内循環バスの西循環で「西24生涯学習センター入口」バス停下車、徒歩3分。東武バス川越行で「川田谷支所」バス停下車、徒歩10分。

◆主催:桶川市べに花の郷づくり推進協議会・桶川市・(一社)桶川市観光協会

◆共催:(公財)けやき文化財団・べに花生産組合・川田谷前領家地区

協賛:桶川市商工会・JAさいたま

 

詳細は、一般社団法人桶川市観光協会の公式HPをご覧ください。

http://www.okekan.com/

 

<写真提供>

フォトさいたま

https://www.photo-saitama.jp/

 

 

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