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2026.06.12
| 風景自慢 高知県

雨の降る日に行きたい「雲の上の町」ゆすはらの「雲の上の図書館」

隈研吾建築の「雲の上の図書館」/画像提供:高知県観光コンベンション協会

「雲の上の町」と称される高知県高岡郡梼原(ゆすはら)町は、県中西部の山間部に位置し、町土の約91%を森林が占めます。四万十川の源流域で、日本三大カルストのひとつ「四国カルスト」の雄大な自然に、町内に点在する世界的建築家・隈研吾氏の木造建築物が映える美しい町として知られています。

梼原町にある「ゆすはら座」は、隈研吾氏の木造建築のルーツとなった場所とされています。ゆすはら座は、昭和23年に梼原町の町組によって北町に建設された建物で、平成7年9月に東町に移転復元したものです。この建物は、大正時代の和洋折衷様式を取り入れた建造物で、モダンな外観に花道のついた舞台、2階の桟敷席、天井の木目の美しさ、高知県下では唯一の木造りの芝居小屋で、芝居や歌舞伎、映画上映など住民の娯楽の殿堂「梼原公民館」として親しまれてきました。

1980年代、取り壊しの危機にあい、その保存運動に隈氏が関わりました。その木組みの美しさに圧倒され、大正時代の和洋折衷様式を残すこの建物との運命的な出会いが、氏の木を活かす現在の建築スタイルを確立するきっかけとなりました。

隈氏は同町に5か所、6つの建築を手がけ、町は「隈研吾建築が集まった小さなミュージアム」と呼ばれています。

その一つが「雲の上の図書館」。豊かな森をイメージして設計された天井は、隈建築らしい洗練されたデザイン。靴を脱いで入館するスタイルで、リラックスして読書に興じることができます。窓の外は霧に包まれ、「雲の上」という名前を実感することも。館内には読書スペースのほか、ボルダリング設備やカフェスペースも併設され、さまざまな過ごし方ができる複合施設で、老若男女問わずゆったりと過ごすことができます。

雨の降る日に過ごすにはぴったりですね。雨があがったら、梼原町のそのほかの隈研吾建築を見に行きましょう。梼原町の自然に溶け込むようにデザインされたギャラリー「雲の上のギャラリー」の中には隈研吾氏の建築について知ることができる展示室があります。

町中でも一際目立つ茅葺の外観の施設が「まちの駅ゆすはら」。ゆすはらの特産物が揃っていて、お土産探しにはもってこいの施設です。雲の上のホテル別館として宿泊施設も兼ねています。

町の中心にある梼原町総合庁舎は、全面にゆすはらのスギ材を使っていて、木のぬくもりと解放感が感じられる建物。1階アトリウムには梼原町に古くから伝わるおもてなしの場「茶堂」を設えており、コミュニティスペースとして利用できる交流拠点になっています。

 

<アクセス>

◆「JR高知駅」からJR特急で約40分、普通で1時間17分の「JR須崎駅」下車、高知高陵交通バス(須崎・梼原線)で約1時間17分「梼原町」下車

◆高知市内から車で約1時間10分。高知IC・南国ICから高知自動車道、須崎中央ICから国道56号線を約10分で右折、国道197号線を約1時間で、「道の駅・布施ヶ坂」、梼原町役場到着

 

詳細は一般社団法人 ゆすはら雲の上観光協会のHPをごらんください。
https://yusuhara-kumonoue-kanko.jp/

 

<画像提供>
公益財団法人高知県観光コンベンション協会
https://kochi-tabi.jp/

 

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