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霧島が音楽であふれる2週間「第37回霧島国際音楽祭」─終了しました

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2016.07.06

| 文化・芸術活動自慢鹿児島県

霧島が音楽であふれる2週間「第37回霧島国際音楽祭」─終了しました

日本で最初に国立公園に指定された霧島／写真提供：霧島市

「優れた音楽家による教育と音楽会を聴ける機会をつくる」ことを目的に、1980年から始まった「霧島国際音楽祭」。何年か霧島で学んだ受講生が国内外で活躍する音楽家に成長すると、霧島の教授やアーティストとして音楽祭を支える伝統が根付き、世界各地で活躍する50人余りの名手たちが、年に一度霧島に集い、受講生も交えて2週間にわたり開催されている音楽の祭典です。

市民の献身と音楽家の情熱で始まったこの音楽祭は、その後の長い不況の中でも成長を続け、多くの人々を魅了しています。

音楽祭が開催される霧島市は、鹿児島県のほぼ中央部に位置し、北部には日本で最初に国立公園に指定された「国立公園霧島」があります。日本建国の神話を今に伝える高千穂の峰など23の火山群からなる霧島連山は、初夏のミヤマキリシマ、秋の紅葉、冬の樹氷など美しい自然景観を誇ります。

その麓にある音楽専用ホール「みやまコンセール」が音楽祭の舞台。1994年、音楽祭のために建設されたこのホールは、国際音響学会で「奇跡のホール」と称賛されました。

音楽祭では、みやまコンセールのほか、鹿児島市内、霧島市内などでのおよそ60の公演のほかに、世界の名演奏家が連日クラスの生徒全員や聴講者の前で一対一のレッスンを行うマスタークラスが公開されます。

クラシック音楽にどっぷりつかった2週間を美しい霧島でお過ごしください。