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桐生が熱く燃える「桐生八木節まつり」

8月の第一金曜日・土曜日・日曜日は、群馬県桐生市が一年のうちで最も熱く燃える日です。桐生市最大のイベント「桐生市八木節まつり」が開催され、県内外から訪れる多くの観光客と、毎年この日が来るのを心待ちにしている地元の人々によって街中が熱気と興奮に包まれます。
桐生八木節まつりは、1964(昭和39)年に春の商工祭、夏の祇園祭・七夕祭・花火大会、秋の桐生祭、その他地域の祭礼などをまとめて、第1回桐生まつりとして開催されたのが始まり。その後、1988(昭和63)年に桐生八木節まつりと改称され、現在に至っています。
今年は8月1日(金)から3日(日)までの3日間、「全日本八木節競演大会」「ダンス八木節」など各種イベントが開催され、どれも大勢の人で賑わいます。
八木節まつりの“華”は、もちろん「八木節」。多くの団体が磨いてきた自慢の喉と楽器の腕を披露するため、櫓に上がります。櫓を囲む踊り手は、有志によるグループのほか、いつでも誰でも飛び入りで踊ることができます。見よう見まねでも踊れば楽しさ倍増です。
夏の暑い1日を、よりHOTに楽しみませんか。
<「桐生祇園祭(ぎおんまつり)」について>
桐生八木節まつりのルーツであり、祭りの柱でもある「桐生祇園祭」は、360年以上の歴史を現代に受け継ぐ伝統の祭礼です。
特筆すべきは、江戸時代に制作された屋台が4台、明治が1台、昭和が1台と6台も現存すること。舞屋台(まいやたい)とも巨大屋台とも言われ、かつてはこの上で夜通し歌舞伎や狂言や芝居を楽しんでいました。彫刻も美しく、豪華な襖絵、扁額の書など動く祭礼建築としての評価も高いものです。近年では、6年に一度回ってくる年番町が屋台または鉾を出して、祇園祭の復活に努力しています。関東最大級の鉾の曳き違いも再現され、大幟(おおのぼり)も立って祇園祭は復興、進化を続けています。
<「第62回桐生八木節まつり」の開催概要>
◆期日:2025年8月1日(金)・2日(土)・3日(日)
◆場所:桐生市内各所
◆アクセス:JR両毛線「桐生駅」から徒歩すぐ。東武桐生線「新桐生駅」からバスで約15分。上毛電鉄「西桐生駅」から徒歩で約1分。
◆主催:桐生八木節まつり協賛会事務局
◆HP:http://kiryu-maturi.net/
<主なイベント>
★第36回全日本八木節競演大会
期日:2025年8月1日(金)
会場:美喜仁(びきに)桐生文化会館(桐生市市民文化会館)小ホール
時間:予選会10:00~、準決戦・決戦大会17:00~
★第29回ダンス八木節
郷土芸能の「正調八木節」との共生をコンセプトとし、伝統の民謡が培ってきたアイデンティティを、現代にふさわしい形の一つとして「古くて新しい八木節」の創造を目指すダンスコンテスト。曲のなかに30秒程度八木節のフレーズを必ず入れ、曲の長さは4分30秒以内。審査のあるコンテスト部門、審査のないショーケース部門に分かれて実施されます。
曲のジャンル:ヒップホップ、ジャズ、バレエ、ストリートダンス、K-POP、社交ダンス、エアロビ風など自由。もちろん正調八木節でも可。
開催日:2025年8月2日(土)10:00(予定)~
会場:美喜仁桐生文化会館シルクホール
主催:桐生八木節まつり協賛会/ダンス八木節委員会
主管:桐生商工会議所青年部 まちづくり委員会
HP:https://dance-yagibushi.com/
<写真提供>
群馬県観光物産国際協会
「観光ぐんま」
https://gunma-kanko.jp/