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2021.07.06
| 花自慢 群馬県

ノゾリキスゲなど約300種類の高山植物がみられる野反湖(のぞりこ)

野反湖湖畔に咲き乱れるノゾリキスゲ/『ググッとぐんま写真館』から転載

群馬県の北西部に位置し、新潟・長野県に接する県境の町・中之条町。面積439.28㎡で、みなかみ町、高崎市、沼田市に次いで群馬県内4番目の大きさがあり、そのうち森林が面積の8割以上を占め、神秘的な野反湖(のぞりこ)、ラムサール条約に登録された芳ヶ平(よしがだいら)など、自然美にあふれた町です。

野反湖は、信濃川水系中津川に建設されたダム湖で、周囲を2,000m級の山々に顔まれた水深25m、周囲12㎞の小さな湖です。湖面の標高が1,513mあることから、「天空の湖」と呼ばれています。

初夏から初秋にかけて、湖岸には、シラネアオイ、ノゾリキスゲ、レンゲツツジ、ヤナギラン、コマクサなど300種類以上の高山植物が咲き、特に7月から8月にかけて、ここではノゾリキスゲと呼ばれるニッコウキスゲが咲き乱れ、斜面を黄色に染め上げます。

また、中之条町六合には、チャツボミゴケの群生地があります。チャツボミゴケは強酸性火山性水域に生育するコケ類。ここは、1995(昭和40)年まで旧群馬鉄山によって露天掘りによる採鉱が行われていました。露天掘りの最上部でかつて「穴地獄」と呼ばれていた場所が、現在では中之条町のチャツボミゴケ公園として公開されています。穴地獄周辺は傾斜地で、今でもpH2.5程度の強酸性の鉱泉(水温20度程度)が湧出しています。この強酸性の水辺で、広範に自生するチャツボミゴケは全国でも珍しく、国内最大の規模を有しています。

2015(平成27)年にラムサール条約に登録された「芳ヶ平湿地群」に含まれ、2017(平成29)年には「六合チャツボミゴケ生物群集の鉄鉱生成地」として、国の天然記念物に指定されています。

一般社団法人中之条観光協会では、野反湖とチャツボミゴケ公園散策ツアー(日帰りツアー)など、中之条町の自然を満喫できるツアーを実施しています。

<「野反湖とチャツボミゴケ公園散策ツアー」の開催概要>

■開催期間:2021年4月23日(金)~11月15日(月)

■ツアー日程:10:20 JR長野原草津口駅集合→10:30出発(専用車にて移動)→11:20野反湖着~花散策~12:00出発(専用車にて移動)→12:20昼食→13:15出発(専用車にて移動)→14:00チャツボミゴケ公園着~徒歩にて散策~15:20出発→16:30長野原草津口駅着

■旅行費:大人1名7,700円、子ども6,700円

■定員:4名(最低実施人員2名)

■申込締切:出発日3日前の17:15

■添乗員:同行しませんが、現地ガイドが案内します

詳細は、一般社団法人中之条町観光協会の公式HPをご覧ください。
https://nakanojo-kanko.jp/

 

<写真提供>
ググっとぐんま公式サイト
https://gunma-dc.net/

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