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2020.01.06
| 花自慢 千葉県

房総の春は「水仙まつり」で─終了しました

鋸南町の水仙/写真提供:photolibrary

千葉県安房郡鋸南町(きょなんまち)は、千葉県の3名山の一つ、鋸山(のこぎりやま)の南に位置し、かつての城下町・勝山と港町・保田が合併して、1959(昭和34)年に誕生しました。

山が海岸線ぎりぎりまで迫っていることから町域の大部分が山間部となっていますが、年平均気温が17度と冬も比較的暖かく、昔から「鋸山を越えると肌着が一枚いらない」と言われるほど。花づくりが盛んで、特に日本水仙は町の特産物として知られ、江戸時代の安政年間(1854~60年)に鋸南町元名(もとな)地区に咲く日本水仙が、元名の花と呼ばれて船で江戸に運ばれたのが始まりと言われています。今でも日本三大水仙の生産地で、12月末から1月下旬まで町のいたるところに水仙の芳香が漂い、シーズン中の12月から2月にかけて「江月水仙ロード」と「をくづれ水仙郷」で「水仙まつり」が開かれています。

「江月水仙ロード」は、出荷時期を過ぎ観賞用となった日本水仙が、町道の両端約3kmにわたって咲き、水仙まつりの期間中、道沿いに地元農家による農産物や水仙の花の販売などが行われます。1月12日(日)には、11:00から水仙ひろばでミニ音楽会、ほっと汁、地元特産品の販売が行われます。

「をくづれ水仙郷」では1月下旬になると、早咲きの紅梅・白梅も見られます。1月11日(土)には、11:00から佐久間ダム公園で餅つきが行われます。期間中水仙の開花状況にあわせ、佐久間ダム公園「水仙の小径」でライトアップが行われます。

 

<鋸南町の「水仙まつり」の概要>

◆開催期間:2019年12月7日(土)~2020年2月2日(日)

◆会場:江月水仙ロード(千葉県鋸南町江月地先)、をくづれ水仙郷(鋸南町江月地先/大崩地先)

◆アクセス:江月水仙ロード/JR内房線「保田駅」から徒歩10分、をくづれ水仙郷/JR内房線「保田駅」または「安房勝山駅」から町営循環バス「赤バス・青バス」で「大崩」下車

◆主催:鋸南町花まつり実行委員会

詳細は、南房総 鋸南町観光情報公式サイト「きょなんインフォメーション」をご覧ください。

http://kyonan-info.jp/kyonan/

 
 

また、鋸南町の南隣り、千葉県南房総市・岩井の水仙遊歩道も水仙の名所として知られています。残念ながら今年は昨年の台風の影響で遊歩道が被害をこうむり、水仙の開花も例年のようではありませんが、1月11日(土)・12日(日)に、道の駅富楽里(ふらり)とみやまで水仙まつりが開かれます。

<道の駅富楽里とみやま「水仙まつり」の開催概要>

◆開催日:2020年1月11日(土)・12日(日)

11日のイベント:富楽里名物「つみれ鍋」先着300名に無料配布(10:30~)

12日のイベント:竹切競争(10:00~)、祭囃子披露(11:00~)

◆開催場所:道の駅富楽里とみやま(千葉県南房総市二部1900)

◆アクセス:JR内房線「岩井駅」から徒歩15分

◆HP:道の駅富楽里とみやま

http://furari.awa.or.jp/

 

<写真提供>

photolibrary 写真素材-フォトライブラリー

https://www.photolibrary.jp/

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