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2019.06.10
| 花自慢 千葉県

古代ロマンの花開く「大賀ハスまつり」─終了しました

千葉公園の大賀ハス/写真提供:写真AC

1951(昭和26)年3月30日、当時千葉県千葉市の東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)だった泥炭地から大賀一郎博士と地元の小中学生らによって、古代ハスの実が1個発掘されました。4月6日にまた2個発掘され、これらの実は、同じ地層から出土した丸木舟のラジオ・カーボン・テスト等の年代測定に基づき、約2000年前の古蓮と推定されました。

5月6日に大賀博士宅で発芽処理が行われたところ、3個とも発芽したものの、1個は発芽後枯死、6月、生長した実生苗2株を千葉県農業試験所(現・県農林総合研究センター)に移植、1株は数日後に枯死しましたが、3月30日に出土した実生苗だけが順調に生育し、9月には8枚の立ち葉を広げる株に生長。

翌1952(昭和27)年、生長した蓮根を掘り上げ、3つの根に分けられ東京大学検見川厚生農場と千葉市の希望で千葉公園・弁天池、県農業試験場に植え付けられました。

このうち、牛馬が飼育されていた検見川農場から農業委員の伊原茂氏に栽培が委託された株は、その年の7月1日に最初の蕾を付け、7月18日に開花。分根された千葉公園の株は1953年に、県農業試験場の株も1955年に開花しました。1954年3月31日には、千葉県の天然記念物「検見川の大賀蓮」と指定され、以来、この古蓮は「大賀蓮」と呼ばれています。

1粒の古蓮の実が3つの蓮根となり、その後、実や蓮根によって国内および海外150カ所以上に分根、栽培され、友好と平和の使者として各地で愛されています。1993(平成5)年、千葉市が政令指定都市になったことを記念して、「市の花」に制定されました。

千葉公園では、毎年、大賀蓮の開花に合わせて「大賀ハスまつり」が開催されます。今年は、6月15日(土)から23日(日)。早朝に咲くハスの開花に合わせ、毎日「早朝大賀ハス」ガイドが行われるほか、期間中の土日に各種イベントが行われます。

 

<「大賀ハスまつり」の開催概要>

◆開催期間:2019年6月15日(土)~23日(日)

◆開催時間:8:00~15:00

◆会場:千葉公園 蓮華亭・ハス池・多目的広場周辺(千葉県千葉市中央区弁天3-1)

◆アクセス:千葉モノレール「千葉公園駅」から徒歩1分、JR「千葉駅」中央改札千葉公園口から徒歩10分

◆共催:花びと会ちば、千葉市

 

<イベント例>

★早朝大賀ハスガイド★

大賀ハスの生態等についてのガイド。毎日2部構成で実施

開催期間:6月15日(土)~23日(日)

開催時間:①7:40~8:10 ②8:10~8:40

 

★象鼻杯(ぞうびはい)体験★

大きな蓮の葉にお酒やジュースなどの飲み物を入れ、茎のストローで飲む体験ができます

開催日:6月15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日)

時間:9:30~ 先着100名(整理券配布)

場所:大藤棚下

 

★講演・楽器の演奏★

南定雄さんによる大賀ハスのお話や各種楽器の演奏が行われます

開催日:6月15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日)

時間:9:30~12:30頃

場所:蓮華亭

 

詳細は、千葉市の公式HPをご覧ください。

http://www.city.chiba.jp/

 

<写真提供>

無料写真素材 写真AC

https://www.photo-ac.com/

 

 

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