生活文化創造都市推進事業

「Creative Japan 全国大会 2010in桐生」開催報告(平成22年1月28日開催) 

生活文化創造都市推進事業「Creative Japan 平成21年度全国大会 in桐生」
開催報告

財団法人日本ファッション協会では、2003年以来、「生活文化創造都市」の考え方の普及に努め、毎年全国のご関係の方々に広く参加を呼びかけ、「全国大会」を開催しております。

今年度も創造都市の実現に向け、群馬県桐生市において2010年1月28日(木)に「Creative Japan 平成21年度全国大会 in 桐生」を開催しました。

本大会では、平成18年度より実施してまいりました創造都市の指標化調査結果を踏まえ、「時代が求める創造都市の在り方」について、大阪市立大学都市研究プラザ所長で、我が国創造都市の第一人者としてその推進にご尽力されている佐々木雅幸氏に基調講演をいただいた後、ホストシティである桐生をはじめ先進的な活動を展開している地域の推進担当者の方々によるパネルディスカッション行いました。

また、翌29日(金)には桐生市内の“創造の場”を巡るエクスカーションを実施しました。

 

基調講演を行う佐々木雅幸氏
基調講演を行う佐々木雅幸氏

豊島区、萩市、桐生市から活動を報告
豊島区、萩市、桐生市から活動を報告

 

<開催概要>

開催日時:

開催都市:

プログラム:

 

 

参加費:

 

 

会場:

参加者:

主催:

共催:

後援:

<シンポジウムプログラム>

シンポジウム :

パネルディスカッション :

 2010年1月28日(木)29日(金)

桐生市 テーマ: 想像力と創造力が元気なまちをつくる

シンポジウム (28日 14:30~17:40)

地域交流会 (28日 18:00~19:30)

エクスカーション地域交流会 (28日 18:00~19:30)

シンポジウム参加費 無料

交流会参加費 3,000円

エクスカーション(昼食含む)参加費 3,000円

桐生商工会議所6Fケービックホール

約120名(シンポジウム)

財団法人日本ファッション協会

ファッションタウン桐生推進協議会、桐生商工会議所

桐生市、桐生青年会議所、日本商工会議所

 

「基調講演「時代が求める創造都市の在り方」

「想像力と創造力を活かしたまちづくり」

 

<スケジュール&プログラム>

時間 プログラム 場所 参加費
1月28日(木)シンポジウム
14:30~ 17:40 シンポジウム

基調講演「時代が求める創造都市の在り方」

桐生商工会議所

ケービックホール

無料
パネルディスカッション

「想像力と創造力を活かしたまちづくり」

18:00~ 19:30 地域交流会 桐生商工会議所

ケービックホール

3000円
1月29日(金)エクスカーション
9:00~ 15:00 桐生商工会議所またはパークイン桐生→のこぎり屋根の工場群→新桐生駅→桐生商工会議所 3000円 (昼食代含む)

 基調講演 時代が求める創造都市の在り方

平成20年度に行った生活文化創造都市の指標の分析から日本の都市の現在のまちづくりの課題も見えてきました。桐生及び参加地域や先進的な地域の指標分析結果を踏まえながら、これから本格的な人口減少の時代を迎える我が国における創造都市の在り方について、ヨーロッパやアジアの創造都市の動向も交えお話いただきました。

佐々木雅幸氏

大阪市立大学都市研究プラザ所長

同大学院創造都市研究科教授

生活文化創造都市推進会議委員

mr_sasaki

 

パネルディスカッション 「想像力と創造力を活かしたまちづくり」

◆平成9年から13年間ファッションタウン運動を推進している桐生市では、最近ものこぎり屋根の工場を現代に活かす試みに取り組むなど、今なお積極的な活動を展開しています。今回は、桐生市における取組みの他に、閉校となった学校施設を文化芸術創造の拠点とするなど「文化創造都市宣言」に基づくまちづくりを推進している東京都豊島区と、「萩まちじゅう博物館構想」を行政と市民が協働で推進している山口県萩市の事例について、それぞれの推進担当者からご報告いただきました。

 

<コーディネーター>

福井昌平氏

(株)コミュニケーション・デザイニング研究所 代表取締役社長

平城遷都1300年記念事業協会チーフ・プロデューサー

生活文化創造都市推進会議委員

mr_hukui

 

<コメンテーター>

佐々木雅幸氏

大阪市立大学都市研究プラザ所長

同大学院創造都市研究科教授

<パネリスト>

豊島区

萩市

桐生

 

上野 仁志氏

柳井 和彦氏

宝田 恭之氏

 

桐生活動報告

豊島区(東京都) 文化商工部 文化デザイン課長

萩市(山口県) まちじゅう博物館推進課 課長

ファッションタウン桐生推進協議会運営委員会委員長

群馬大学大学院教授

北川紘一郎氏 北川設計所長、前ファッションタウン桐生推進

協議会運営委員会委員長

赤池孝彦氏 桐生森芳工場・桐生再演  

 

エクスカーション ~のこぎり屋根の工場を創造の場に~

◆1月29日(金)09:00~15:00

コース:桐生商工会議所またはパークイン桐生→無鄰館→ベーカリーカフェ・レンガ→有鄰館→桐生からくり人形→蒲焼六代目泉新(昼食)→後藤織物・森芳工場・泉織物・青柳菓子店(旧 東洋紡績工場)→東武「新桐生駅」→桐生商工会議所

 

織物工場を創造の場として蘇らせた無鄰館
織物工場を創造の場として蘇らせた無鄰館
無鄰館(旧北川織物工場) …… 現在は、彫刻家、画家、服飾デザイナー、建築家、ハーブ研究家など多彩なアーティストが活動する“芸術家集団工場”として活用。

ベーカリーカフェとして蘇った工場
ベーカリーカフェとして蘇った工場
ベーカリーカフェ・レンガ (旧金谷レース工業 邸宅と工場) …… 桐生市内に残る唯一の煉瓦づくりののこぎり屋根工場(1919年建造、国登録有形文化財)を、焼きたてパンのカフェとして活用。

 

有鄰館
有鄰館
有鄰館 …… かつて酒・味噌・醤油を醸造し、保管していた江戸時代から昭和時代にかけての11棟の蔵群を舞台や展示、演劇コンサート、イベントなど多目的に活用。

桐生からくり人形
桐生からくり人形
桐生からくり人形 …… 桐生天満宮の御開帳の飾り物として、上演されたからくり人形による芝居「からくり芝居」の人形と背景が残されている。

05 蒲焼六代目 泉新 …… 「天保元年」(1830年)創業以来、鰻一筋の老舗。

 

後藤織物 …… 明治3(1870)年創業。現役の織物工場。創業時に建った母屋と3連のノコギリ屋根のある木造の絹織物工場。

後藤織物
木造のノコギリ屋根の工場 後藤織物

職人技を今も受け継ぐ
職人技を今も受け継ぐ

芸術を学ぶ学生たちの拠点として蘇った森芳工場
芸術を学ぶ学生たちの拠点として蘇った森芳工場
森芳工場 …… 廃工場が、平成4年から美術を始めとする様々な創作活動を行う作家や学生による美術展「桐生再演」の会場となる。桐生森芳工場運営委員会が独自に改修してスタジオとして利用。アーティスト・イン・レジデンスの場として、毎年若いアーティストたちがここを拠点に活動。

08 泉織物 …… 着物を創作し続け100年の現役の織物工場。様々な新感覚のファッションとして着物や帯を創作。NHK教育テレビで放送された「あしたをつかめ~平成若者仕事図鑑」に若手の女性社員が取り上げられた。

“のこどら”で知られる青柳菓子店
“のこどら”で知られる青柳菓子店
青柳菓子店(旧 東洋紡績工場) …… 大谷石造り3連ののこぎり屋根と木造3連ののこぎり屋根工場が連続して6棟で構成される。2009年5月に、のこぎり屋根のお菓子屋さんとしてオープン。

 

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