表彰式

第16回シネマ夢倶楽部 表彰

一般財団法人日本ファッション協会では、顕彰事業として「日本クリエイション大賞」ならびに「シネマ夢倶楽部表彰」を選考し、毎年優れた映画作品、案件に対して表彰式を行い、その栄誉を称えてまいりました。
「シネマ夢倶楽部表彰」は、毎年国内で公開された新作映画からベストシネマの上位3位を選定する「ベストシネマ賞」と、映画を通して生活文化の発展などに貢献する活動に贈る「シネマ夢倶楽部賞」、新進気鋭の若い才能、意欲的な活動をした新世代に贈る「推薦委員特別賞」を表彰するもので、いずれも推薦委員によって選考されます。「第16回シネマ夢倶楽部表彰」の授賞式は、下記内容にて開催いたします。

 
主催 : 一般財団法人日本ファッション協会
共催 : 東京新聞
後援 : 日本商工会議所、東京商工会議所

 ※一般の方、ならびに当日会場での申込み受付はしておりません。また、ご関係者様、媒体様のお申込みについては日本ファッション協会まで事前にご連絡願います。

ベストシネマ賞

夢と感動と希望を与えてくれた素晴らしい映画に贈る

第1位

スリー・ビルボード

脚本・監督・製作:マーティン・マクドナー
出演:フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ ほか
配給:20世紀フォックス映画
2017年/イギリス、アメリカ/116分

アメリカ・ミズーリ州の田舎町エビング。さびれた道路に立ち並ぶ、忘れ去られた3枚の広告看板に、ある日突然メッセージが現れる。「レイプされて死亡」「なぜ?ウィロビー署長」「犯人逮捕はまだ?」—それは、7カ月前に娘を殺されたミルドレッド・ヘイズが、一向に進展しない捜査に腹を立て、地元警察のウィロビー署長を批判するメッセージを出したものだった。署長を父親のように慕う暴力的なディクソン巡査に様々な嫌がらせを受け、署長を敬愛する町の人々からも抗議を受けても一歩も引かないミルドレッド。その日を境に次々と不穏な事件が起こり始め、町に激震が走るなか、思いがけない容疑者が現れる……。
各々の大切なものを守るために、予想もしない道へと外れていく大人たちをダークなユーモアを潜ませて熱く切なく描き、観る者を途方もない結末へと連れ去るクライム・サスペンス。アカデミー賞受賞の実力派スタッフ、キャストの会心のコラボレーションで放つ、重量級の映画。

 

第2位

万引き家族

原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
出演:リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、城桧吏、佐々木みゆ、樹木希林 ほか
配給:ギャガ
2018年/日本/120分

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、柴田治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込む。彼らの目当ては、家主である祖母の初枝の年金だった。足りない生活品を万引きで賄い、社会という海の底をひっそりと漂うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。そんな冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼女のゆりを見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件で家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが明らかになっていく—。
是枝裕和監督が「10年くらい自分なりに考えて来たことを全部この作品に込めようと、そんな覚悟で臨みました」と語る入魂の一作。決して明かしてはならない、ある一家の秘密が紐解かれていくうちに、未体験の心の震えが押し寄せる衝撃の感動作。

 

第3位

日日是好日

脚本・監督:大森立嗣
出演:黒木華、樹木希林、多部未華子、鶴田真由、鶴見辰吾 ほか
配給:東京テアトル、ヨアケ
2018年/日本/100分

たちまち過ぎていく⼤学⽣活、二⼗歳の典子は⾃分が「本当にやりたいこと」を⾒つけられずにいた。ある⽇、タダモノではないと噂の“武⽥のおばさん”の正体が「お茶」の先⽣だったと聞かされる。そこで「お茶」を習ってはどうかと勧める⺟に気のない返事をしていた典子だが、その話を聞いてすっかり乗り気になったいとこの美智子に誘われるまま、なんとなく茶道教室へ通い始めることに。そこで二人を待ち受けていたのは、今まで⾒たことも聞いたこともない、おかしな「決まりごと」だらけの世界だった—。
エッセイスト・森下典子が、約25年に渡って通い続けた茶道教室の⽇々を綴った⼤人気エッセイ『⽇⽇是好⽇「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)を⽇本映画界屈指の実⼒派キャスト・スタッフで映画化。⿊⽊華、樹⽊希林、多部未華子の初共演で贈る、一期一会の感動作。

 

シネマ夢倶楽部賞

映画を通して、生活文化の発展に貢献のあった企業(配給会社含む)や団体に贈る

テアトル新宿

積極的な若手・次世代の監督作品の上映、海外で高い評価を得た日本代表作品の公開など日本映画の芸術的側面・若手監督の育成を牽引してきた番組編成と活動に―

 

推薦委員特別賞

新しい時代の映画や才能、意欲的な活躍をした新世代に贈る

監督 濱口 竜介

監督作品『寝ても覚めても』

女優 唐田 えりか

出演作品『寝ても覚めても』

 

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