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2016.09.12
| まちづくりプロジェクト自慢 長野県

ヒマラヤ原産の赤そばが咲く「信州伊那高原赤そばの里」と「中川赤そば花まつり」─終了しました

一面が赤く染まる「信州伊那高原赤そばの里」/写真提供:箕輪町

そばの花の色というと、多くの方が「白」を思い浮かべると思いますが、そばの原産地であるヒマラヤには、赤い花の咲くそばがあります。

1987年、ヒマラヤの標高3800mのところから、信州大学の故氏原暉雄名誉教授が日本に持ち帰り、タカノ株式会社(宮田村)と共同で真紅の花を開発、「高嶺(たかね)ルビー」と名付けられました。その後も長期にわたって品種改良が重ねられ、2011年、さらに赤みを増した「高嶺ルビー2011」が誕生。今では、9月下旬から10月上旬まで、信州伊那高原の、標高900mの4.2haにおよぶ地に赤いソバが花をつけるようになりました。遊休地の活用と名物づくりのために栽培されたこの地は、「信州伊那高原 赤そばの里」と名付けられ、今年は9月17日(土)から10月9日(日)まで無料で公開されます。

また、中川村でもJR飯田線「伊那田島駅」の南で、「高嶺ルビー」が栽培され、開花に合わせて「信州中川赤そば花まつり」が開催されます。こちらの花まつりは残念ながら10回目を迎える今年が最後となりますが、JR飯田線の電車と中央アルプス、南アルプスの両アルプスの絶景と赤そば畑を楽しむことができます。

 

<「信州伊那高原赤そばの里」の概要>

元は総面積5ha以上あった50枚を越す段々畑で、桑、トウモロコシ、ソバ、麦などの耕作地でした。その後種子トウモロコシを栽培していましたが、イノシシやシカの害を受け中止に。1997(平成9)年、箕輪町が雄大なスロープを持った圃場(ほじょう)とし、そこで高嶺ルビーを栽培。2005(平成17)年までは、中箕輪そば組合が、2006(平成18)年からは古田の里赤そばの会が耕作しています。

◆開園期間:2016年9月17日(土)~10月9日(日)

◆場所:信州伊那高原 赤そばの里(長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪 上古田金原)

◆アクセス: 中央道「伊北インター」から車で約10分、JR東海飯田線「伊那松島駅」からタクシーで約10分、中央高速バス「中央道箕輪」からタクシーで約10分

期間中の主なプログラム:果物、野菜、糖度の高いスイートコーン、きのこ類のほか、地元の特産加工品などが販売されるほか、完全地元産のそば粉を使用したそばを提供する「そば処『古田の里』」が営業します。1日20食限定で、赤そばの粉を使用した手打ちそばの提供も。9月24日(土)・25日(日)は上古田区主催、古田の里赤そばの会協賛で「赤そば花まつり」が開催されます。

 

<「第10回信州中川赤そば花まつり」の開催概要>

鑑賞にも素晴らしい赤そばを多くの人に楽しんでいただこうと、2006年、地元村民が協力して赤そばをつくり始め、毎年「赤そば花まつり」を実施してきましたが、10回目の今年が最後の開催に。

◆開催期間:9月17日(土)~10月2日(日)

◆場所:JR飯田線「伊那田島駅」の南

◆期間中の主なプログラム:赤そば製品はじめ地元の特産品が勢揃いする「テント市」や「中川陣馬太鼓」の演奏(9月17日(日)10:00~)、おもしろ音楽ユニット「妙音」のコンサート(9月18日(日)11:00~)が実施されます。

◆主催:中川赤そば花まつり実行委員会

 

 

<写真提供>

箕輪町

http://www.town.minowa.nagano.jp/

 

 

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