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2019.02.08 | TOPICS

「日本クリエイション大賞2018」決定しました!

一般財団法人日本ファッション協会では、顕彰事業として「日本クリエイション大賞」および「シネマ夢倶楽部各賞」を選考し、毎年優れた案件に対して表彰式を行い、その栄誉を称えてまいりました。

「日本クリエイション大賞」は、製品、技術、文化活動、地域振興などジャンルを問わずクリエイティブな視野で生活文化の向上に貢献し、時代を切り拓いた人 物や事象を表彰対象としています。今年度は、事務局推薦も含めた133件の推薦案件の中から40案件を「顕彰制度委員会」に提案。3回の委員会での審議の結果、「大賞」1件と、各賞として【仕事改革開発賞】【農業活性化賞】【教育文化貢献賞】を選考いたしました。

 

「日本クリエイション大賞2018」 授賞案件

【大賞】 株式会社サイバーセキュリティクラウド(東京都) 

「サイバーセキュリティサービスで国内を牽引する“攻撃遮断くん”」

インターネットを通じてあらゆるものが世界と繋がった現在、IT分野でさまざまな技術革新が起こり、私たちの生活は便利で快適なものになった。一方、不正アクセスなどのサイバー攻撃が激化し、それを防ぐ国内のサイバーセキュリティ市場は、2019年には1兆円を超えるとも言われている。その中で、日本の多くの企業や官公庁のサイトをサイバー攻撃から守っているのが、株式会社サイバーセキュリティクラウドのクラウド型WAF(Web Application Firewall)「攻撃遮断くん」である。2013年12月のサービス開始から約3年半で、この分野の国内累計導入サイト数・累計導入社数ともにNo.1を獲得。2018年5月時点の累計導入実績は5000サイトを超えている。同社は「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」を企業理念に掲げ、国内での実績をもとに、2018年、米国に現地法人を設立、海外展開に向けた一歩を踏み出した。

※ESP総研調べ「クラウド型WAFサービス」に関する市場調査(2017年8月調査)より

 

【仕事改革開発賞】 株式会社シナモン(東京都)

「手書き文字を読み取るAIエンジン『Flax Scanner』を開発」

『Flax Scanner(フラックス・スキャナー)』は、取引先ごとにレイアウトが異なる請求書、見積書、発注書、納品書、申込書、技術文書などの非定型帳票を自動で読み取り、データベースに入力するAIエンジン。漢字、平仮名、カタカナなどの手書き文字さえ85~100%という高い精度で読み取ることができ、無駄が多いとされる日本のホワイトカラーの業務効率を、抜本的に改善させることが可能と期待されている。開発したのは、シリアルアントレプレナーの平野未来氏が率いる株式会社シナモン。同社では、AIが事務作業を代替する世界を目指し、国内だけでなく、ベトナム、台湾に人工知能ラボを構え、優秀なAIエンジニアを多数採用。“人がよりクリエイティブな仕事をする未来づくり”に取り組んでいる。

 

【農業活性化賞】 イオンアグリ創造株式会社(千葉県)

「新時代の農業の先駆けとなる農業法人」

イオンアグリ創造株式会社は、2009年、茨城県牛久市に第1号農場を開場した農業法人。現在、全国20カ所の直営農場を構え、計350haを営農し、約70カ所のパートナー農場と併せて、年間約100品目の農産物を生産し、イオングループ各店舗に供給・販売している。同社はイオングループの就業規則を基本に、農業の実態に合う働き方を追求。時間外給与の支給、出産・育児休暇はもちろん、雨続きで農作業ができない日が続く週は休日を多くし、年2回10日以上の連続休暇の取得を呼びかけるなど働く環境を整えた。新卒採用を本格的に開始した2014年には、採用枠40人に対し4000人の応募があり、グループの中でも最高の約100倍を記録。2018年も一桁台の採用に500人が応募し、働く環境さえ整えば、農業を志す若者が多いことを世に示した。世界基準の農業生産工程管理「GLOBALG.A.P.」も取得、新時代の農業をいち早く実践している。

 

【教育文化貢献賞】 岩本 悠氏(島根県) 
(島根県教育魅力化特命官、一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム 共同代表) 

「高校選びの新たな仕組みを推進」

島根県の隠岐諸島の一つ、中ノ島の海士町。少子化により廃校の危機にあった同町の島根県立隠岐島前高校で高校魅力化プロジェクトをスタートさせた岩本悠氏。地域資源を教材とし大人たちが一体となって子どもたちを育む…島全体が学びの場となったこのプロジェクトにより、島外や日本全国、さらには海外から「島留学」として多くの高校生が入学するようになる。現在同校では全校生徒約180名のうち、島留学による生徒が半数を占める。生徒たちは地域の人々や県外、海外から来る子どもたちと関わる中で多様な価値観や文化に触れ、世界を肌で知るようになった。2015年、海士町での取り組みを島根県全体に広めるため、島根県教育魅力化特命官に任命され「しまね留学」をはじめとした魅力化事業を推進。さらには国内留学を高校選びの新たな選択肢とする「地域みらい留学」を全国に展開している。

 

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