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2016.10.13
| 文化・芸術活動自慢 岡山県

世界16カ国から31組のアーティストが集結「岡山芸術交流」─終了しました

会場の一つとなる岡山城/写真提供:写真AC

宇喜多秀家が豊臣秀吉の指導を受けて築城した岡山城は、天守閣の壁に黒漆塗りの下見板が取り付けられたことから外観が黒く、「烏城」とも呼ばれています。幕藩体制の下で、岡山城は岡山藩の城府となり、池田家を藩主として明治維新に至ります。17世紀末には藩主が憩いと趣きを楽しむ庭として「後楽園」が作られました。岡山城や岡山後楽園の一帯を中心とする旧城下町エリアは、岡山開府以来400年以上の歴史を誇る、岡山のルーツというべきエリアです。

岡山市では、中心市街地の回遊性の向上や街のさらなる魅力向上を図っていくため、旧城下町エリアの賑わい復活に向けて、官民の力を結集した現代アートの祭典「第1回岡山芸術交流Okayama Art Summit」を11月27日(日)まで開催しています。

芸術を通じて国境や文化、世代を超えた様々な交流が生まれることを目指す、大型国際展覧会で、世界16カ国から31組のアーティストが集結。アーティスティックディレクターに、イギリス出身でニューヨークを拠点に世界で活躍するアーティスト、リアム・ギリック氏を迎え、テーマは「開発/Development」。見慣れた日常の風景の中に突如出現する映像や大型インスタレーション、日本初公開となる作品や、アーティストが事前に岡山を訪れて制作した作品などが旧城下町の各所に展示されています。

参加アーティストが出演するアーティストトークや、森美術館館長・南條史生氏と金沢21世紀美術館館長・秋元雄史氏が登壇するシンポジウムも予定されています。

 

<「岡山芸術交流 Okayama Art Summit 2016」の開催概要>

◆開催期間:2016年10月9日(日)~11月27日(金)

◆開催時間:9:00~17:00 

◆会場:旧後楽館天神校舎跡地、岡山県天神山文化プラザ、岡山市立オリエント美術館、旧福岡醤油建物、シネマ・クレール丸の内、林原美術館、岡山城、岡山県庁前広場ほか岡山市内各所

◆鑑賞券:一般1,800円、学生(高校生・専門学生・大学生)1,200円、シルバー(満65歳以上)1,300円

 

<主なイベント>

★アーティストトーク①10/29荒木悠×片山康之「鬼が見た岡山」★

岡山芸術交流に新作を出展している荒木悠氏が制作中滞在していた、倉敷市下津井の吹上美術館監督・片山康之氏と作品の背後にあるエピソードやしかけをひもときます。

開催日時:10月29日(土)13:00~15:00

場所:古本喫茶 一刻堂(岡山市北区奉還町3-7-17)

アクセス:岡山駅から徒歩12分程度

ゲスト:荒木悠氏(映像作家、岡山芸術交流2016出展作家)、片山康之氏(美術家・吹上美術館監督)

定員:30人(事前申込優先)

参加費:無料、但しワンドリンク制

 

★アーティストトーク②11/5下道基行×三宅航太郎「転用!?」★

軍事遺構を観察・撮影し、実際に再利用するプロジェクトを行っている下道基行氏と、2010年7月~10月までの3カ月限定で、岡山後楽園近くの旭川沿いのゲストハウス「kajico」プロジェクトを実施した三宅航太郎氏が、2人に共通するキーワード“転用”“再利用”をテーマにトークを展開します。

開催日時:11月5日(土)14:00~16:00

場所:奉還町4丁目ラウンジ・カド1階(岡山市北区奉還町4-7-22)

アクセス:岡山駅から徒歩15分程度

ゲスト:下道基行氏(美術家・写真家、岡山芸術交流2016出展作家)、三宅航太郎氏(うかぶLLC共同代表)

定員:30人(事前申込優先)

参加費:無料、但しワンドリンク制

 

★アーティストトーク③11/14眞島竜男×岸井大輔×黒瀬陽平「アートは桃太郎なのか鬼なのか」★

岡山芸術交流で「桃太郎」をテーマに新作を発表している眞島氏と、岡山の中世性をリサーチしている劇作家の岸井氏、瀬戸内国際芸術祭2016で「鬼」をテーマに作品を展開している黒瀬氏が共に語り合います。

開催日時:11月14日(月)19:00~21:00

場所:禁酒会館2階集会場(岡山市北区丸の内1-1-15)

アクセス:岡山電気軌道清輝橋線「岡山駅前」より清輝橋行に乗車、「城下駅」下車、徒歩3分程度

ゲスト:眞島竜男氏(現代美術作家、岡山芸術交流2016出展作家)、岸井大輔氏(劇作家)、黒瀬陽平氏(美術家・美術批評家)

定員:30人(事前申込優先)

参加費:無料

 

★11/13シンポジウム「芸術祭の隆盛と地域課題」★

開催日時:11月13日(日)15:00~17:00

場所:CCCSCD(岡山市北区石関町6-3 2F)

アクセス:岡山電気軌道清輝橋線「岡山駅前」より清輝橋行に乗車、「城下駅」下車、徒歩5分程度

登壇者:南條史生氏(森美術館 館長、茨城県北芸術祭 総合ディレクター)、秋元雄史氏(東京芸術大学大学美術館 教授、金沢21世紀美術館 館長)、那須太郎氏(岡山芸術交流総合ディレクター)

司会:木ノ下智恵子氏(岡山芸術交流2016パブリックプログラムディレクター)

定員:50人(事前申込優先)

参加費:無料

主催:岡山芸術交流実行委員会

 

申込方法など詳細は、「岡山芸術交流」の公式サイトをご覧ください。

http://www.okayamaartsummit.jp/

 

 

<写真提供>

無料写真素材「写真AC」

http://www.photo-ac.com/

 

 

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