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2017.05.11
| 花自慢 福島県

日本最大級の自然群生地で「クマガイソウの里まつり」─終了しました

福島市松川町水原のクマガイソウの里/写真提供:うつくしま観光フォトライブラリ

野生のランの中で最も大きい多年草である「クマガイソウ」。源平合戦が行われていたころ、一の谷の合戦などで知られる源氏方の武将・熊谷直実(くまがいなおざね)が流れ矢を防ぐために背負って戦った布の袋「母衣(ほろ)」に形が似ているために、この名で呼ばれるようになりました。紅紫色の網目状脈がある袋のような花弁が特徴で、5月初旬から下旬ごろに可憐な花を咲かせます。

かつては日本各地の森林に自生していましたが、観賞用としての乱獲から、今では環境省のレッドデータブックの絶滅危惧種に指定されています。現在、群生する自生地としては福島市水原地区を含め全国で3ヶ所ほどになってしまったと言われています。

自然群生地としては日本最大級の水原地区では、2002(平成14)年に「水原の自然を守る会」を発足させ、開花の時期に「クマガイソウの里まつり」を開催することで、公開保護を行っています。

今年も5月8日(月)から28日(日)に「第14回クマガイソウの里まつり」を開催、9:00から16:00まで公開しています。

会場には、クマガイソウだけでなく、希少なヤマブキソウやニリンソウも群生、豊かな山野草を見ることができます。

 

また、福島県には、自生地ではありませんが、二本松市の「羽山の里クマガイソウ園」やいわき市の田人町など、個人が植え育てているクマガイソウの群生地があります。開花の時期にはいずれも公開されますので、群生地巡りを楽しむこともできますね。

 

<福島市松川町水原「第14回クマガイソウの里まつり」の開催概要>

 

◆開催期間:2017年5月8日(月)~28日(日)

◆開園時間:9:00~16:00

◆開催場所:福島県福島市松川町水原クマガイソウの里

◆アクセス:JR東北本線「松川駅」「金谷川駅」から約10km

◆保護活動協力金:一人300円(中学生以上)

◆主催:水原の自然を守る会

◆HP:一般社団法人 福島市観光コンベンション協会 福島市の総合観光情報ナビ「こらんしょ ふくしま」

http://www.f-kankou.jp/

 

<二本松市「羽山の里クマガイソウ園」>

 

約20アールの個人所有の園内に1万5千株のクマガイソウが植えられています。遊歩道も整備されています。

開園期間(クマガイソウ祭り開催):5月7日(日)~28日(日)

場所:福島県二本松市戸沢字柏久保160

アクセス:国道4号から約20km。国道349号線「道の駅ふくしま東和」から約5km

管理協力費:300円

HP:二本松市観光連盟 http://www.nihonmatsu-kanko.jp/

二本松市観光連盟>観光スポット>「オープンガーデン二本松」 

オープンガーデン二本松

 

<いわき市「田人町のクマガイソウ」>

 

約10年かけて自宅の裏山に育てられた約3万株のクマガイソウの群生地。2015年、「綱木クマガイ草を守る会」が発足。

開園期間:5月下旬まで

開園時間:9:00~16:00

場所:いわき市田人町綱木地区

アクセス:JR常磐線「湯本駅」から車で約1時間5分、常磐道いわき中央ICから約55分

管理者:綱木クマガイ草を守る会

保護協力金:300円(中学生以上)

 

<写真提供>

福島県観光復興推進委員会

「うつくしま観光フォトライブラリ」

http://www.tif.ne.jp/

 

 

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