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日本クリエイション大賞

「日本クリエイション大賞2017」選考結果のご報告

 一般財団法人日本ファッション協会では、顕彰事業として「日本クリエイション大賞」および「シネマ夢倶楽部各賞」を選考し、毎年優れた案件に対して表彰式を行い、その栄誉を称えてまいりました。

  「日本クリエイション大賞」は、製品、技術、文化活動、地域振興などジャンルを問わずクリエイティブな視野で生活文化の向上に貢献し、時代を切り拓いた人 物や事象を表彰対象とし、今年度は「大賞」1件と、各賞として【医療技術革新賞】【日本文化貢献賞】【日本の巧みな技(わざ)賞】を「顕彰制度委員会」で選考いたしました。

 

「日本クリエイション大賞2017」授賞案件

 

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AxelGlobeイメージ図/画像提供:㈱アクセルスペース

【大賞】 株式会社アクセルスペース

 

「世界初の民間商用超小型衛星を開発」

 

株式会社アクセルスペースは、100㎏以下の規模の超小型人工衛星の設計開発・運用およびそれらの衛星から得られる画像データ提供を中心事業とする、東京大学発のベンチャーである。同社の強みは、超小型衛星という大学発の独自技術をゼロから発展させてきたこと。大型衛星の100分の1にあたる数億円という国際的にも競争力のある圧倒的な低コストを実現。2013年世界初の民間商用超小型衛星「WNISAT-1」を打ち上げ、2017年までに合計3機の衛星の打ち上げに成功した。また同社は、2022年までに50機の衛星を軌道上に打ち上げ、人間が経済活動を行う地球上のすべての領域を毎日観測する地球観測網AxelGlobeの構築を計画している。そこから得られる情報は、農業や森林保護、都市開発から経済動向把握まであらゆる分野に活用することができ、新たな宇宙利用を切り拓くプラットフォームに成長していくことが期待される。

 

 

【医療技術革新賞】

日機装株式会社

谷 徹 氏 (滋賀医科大学バイオメディカル・イノベーションセンター特任教授)

 

「優れた止血能力を持つマイクロ波手術用エネルギーデバイスを製品化」

 

2017年、日機装株式会社は、滋賀医科大学の谷徹特任教授が開発した、マイクロ波技術を応用して、世界で初めてハサミ型、ピンセット型のマイクロ波外科手術用デバイスを製品化した。マイクロ波は電子レンジと同じ波長域のエネルギーであり、優れた止血能力があるだけでなく、一つのデバイスで生体組織の剥離・切開・止血・脈管シーリングといった一連の手術操作を可能にした。その結果、手術時間の短縮によって、患者・術者、双方の負担を大きく軽減することができる。さらに、これまでのエネルギーデバイス(超音波、高周波デバイス)の課題だった煙やミストの発生も抑えることができ手術の視野を妨げることがない。電気メスが登場して約100年、新たな手術法の確立を可能にする画期的なデバイスの誕生である。

 

 

日本文化貢献賞】

デービッド・アトキンソン氏  株式会社小西美術工藝社 代表取締役社長

 

「文化財修復会社を再建し、観光立国日本を説く」

 

イギリス生まれのデービッド・アトキンソン氏は、かつて米大手証券会社ゴールドマン・サックスで、日本の不良債権の実態を暴いた著名なアナリストだった。42歳で辞職後、1636(寛永13)年創業の文化財修復会社・小西美術工藝社の先代社長と知り合い、2011年、経営的に危機状態にあった同社の社長に就任。最大手の名前にあぐらをかいていた職人集団に改革のメスを入れる。どんぶり勘定を改め、高給取りのベテラン職人の給料を下げ、非正規だった職人をほぼ全員正社員にし、新入社員も採用。社員の平均年齢は46.3歳から35.2歳に若返った。アトキンソン氏が立て直しているのは、同社だけではない。著書『新観光立国論』や『国宝消滅』などを通じて、観光業を日本の産業の柱の一つとし、文化財をしまい込むのではなく、観光業の重要な資源として位置付け、活用していくことを提唱している。

 

 

【日本の巧みな技(わざ)賞】

ひだか和紙有限会社 (高知県日高村)

 

「文化財の修復に欠かせない世界一薄い和紙の開発」

 

ひだか和紙有限会社が、2013年に開発した和紙は、薄さ0.02ミリ、1㎡当たりの重さ1.6g/㎡と世界一薄く、丈夫で変色にも強い。塩素を使っていないため、古文書や古書、仏像、絵画の修復に適し、国内だけでなく大英博物館やルーブル美術館など世界30カ国以上の絵画や書物などの文化財修復に使われている。同社は1949(昭和24)年、和紙の原料の楮(こうぞ)の産地である高知県で創業。手漉きの土佐典具帖紙をタイプライター用原紙として海外に輸出していた。1969年、和紙需要の増大に対応するため機械メーカーと共同で機械漉き技術を開発、オリジナルの抄紙機(しょうしき)を導入。しかし和紙の需要は減少し、新たなニーズを求め、機械漉きによる超極薄和紙の開発に取り組み、2年がかりで成功。社長の鎭西寛旨氏は「欧州の文化財を守るエンジニア」と評されている。

 

 

表彰式 開催概要

 開催日時:2018年3月5日(月) 開場 16:00~ 開演 16:30~

  会  場:帝国ホテル東京 「富士の間」 本館3階(東京都千代田区内幸町1-1-1)

 

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