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シネマ夢倶楽部

推薦映画の紹介

ハクソー・リッジ

『ハクソー・リッジ』06/24(土)より全国公開

©Cosmos Filmed Entertainment pty Ltd 2016

2016年/アメリカ、オーストラリア/139分 配給:キノフィルムズ
06月24日(土)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にてロードショー
 銃も手榴弾もナイフさえも、何ひとつ武器を持たずに第二次世界大戦の激戦地〈ハクソー・リッジ(のこぎりの崖)〉を駆けまわり、たった1人で75人もの命を救った男がいた。彼の名は、デズモンド・ドス。重傷を負い倒れている敵の兵士にさえ手当てを施す彼は、終戦後、良心的兵役拒否者としては、アメリカ史上初めての名誉勲章が授与される。いったい、彼はなぜ武器を持つことを拒んだのか?そして、なんのために命を救い続けたのか?歴戦の兵士さえひと目見て言葉を失ったという〈ハクソー・リッジ〉の真に迫る戦闘シーンが、“命を奪う戦場で、命を救おうとした”、一人の男の葛藤と強い信念を浮き彫りにしていく—、実話から生まれた衝撃の物語。
 本年度アカデミー賞®2部門受賞を始め34部門受賞、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞含む102部門ノミネート作品。

推薦コメント

西山昭彦(一橋大学 特任教授、博士(経営学))

 感動の実話である。戦場で武器を持たない衛生兵が自らの命を顧みず兵士を救った。武器訓練を忌避したことと、決死の行動とは矛盾しないことを証明した。1945年、沖縄戦での150メートルの絶壁での戦闘がその場である。「あと一人、あと一人」単独での救出を続ける…、その数75人。他方、対戦相手が日本軍であり、そちらは顔が見えない。アフガンなどの米国映画でも同じ描き方がされている。戦場の反対側から見るとシーンは違ってくることが痛感される。

 

渡辺俊雄(NHK衛星映画劇場 支配人)

 太平洋戦争終戦間際の凄絶な沖縄戦については、特集番組などで何度か目にしてはきたが、メル・ギブソン監督は容赦なく、観客を地獄の戦場「ハクソー・リッジ」(沖縄の前田高地)へ道連れにする。監督が監督だけに戦闘シーンの残酷さは覚悟していたものの、何度か目をそむけそうになった。しかし、銃弾が飛び交い、肉片が飛び散る戦場で、人を殺すのではなく救い出す、神のような衛生兵の獅子奮迅の働きに釘付けになる。神の教えを守り、上司や同僚からのイジメや恫喝にも屈せず、頑なに武器を持つことを拒否しながら志願兵として戦争に参加した男の実話に感動する一方で、こんな地獄絵図が展開する前に戦争を終結させることができなかったのか、と思わざるを得ない。第一次大戦に参戦し、心に傷を負った父親の存在も作品に深みを与えている。久しぶりに真の英雄の姿を見た気がする。

 

パトリオット・デイ

『パトリオット・デイ』06/09(金)より全国公開

©2016 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

2016年/アメリカ/133分 配給:キノフィルムズ
06月09日(金)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にてロードショー
 約3万人のランナーと50万人の観衆が集うビッグイベント、“愛国者の日”に開催される全米最古のマラソン大会「ボストンマラソン」を標的にした卑劣な無差別爆弾テロの犯人は、4日後に死亡、逮捕という形で事件は解決したが、その裏にはメディアが伝えていないいくつもの知られざる事実があった。捜査陣は無数の観衆にまぎれ込んだ容疑者たちをいかに特定して追跡し、事件から102時間という驚異的なスピードで解決を成し遂げたのか。図らずも事件に巻き込まれるはめになった多くの市民は、そのときどのように行動したのか。ハリウッドきっての俳優たちが実在する人物を実名で演じ、驚くべき事件の裏側を余すところなく描ききった第一級の実録サスペンス・ドラマ。

推薦コメント

三遊亭小円楽(落語家)

 2013年4月15日ボストンマラソンで起きた爆弾テロを、事実に基づいて作られたこの作品は、主人公以外はすべて実名実在の人々で構成されていて、その傷跡を生々しく映し出していく。要所に実写映像を使うなどリアリティがあり、見ていてグイグイと引き込まれていく。ラストに登場する傷ついた人たちの新たなる決意に思わず胸が熱くなる一作。

 

藤原作弥(元日本銀行 副総裁)

 典型的なアメリカの国威発揚映画。だが、ボストンマラソンという世界的なイベント中に発生したテロ事件をドキュメンタリー・ドラマの手法で映像化し、アメリカの良さを浮き彫りにしてみせた。つまり、自由、民主、人権、平等…などの“建前”の墨守である。トランプ政権発足後にこの映画を観ることは、アメリカの多様性を暗示し、興味深い。

 

家族はつらいよ2

『家族はつらいよ2』05/27(土)より全国公開

©2017「 家族はつらいよ2」製作委員会

2017年/日本/113分  配給:松竹
05月27日(土)より、全国にてロードショー
 周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年―。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。頑固オヤジを説得する嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく―。そんな中、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれることに。だが、家族会議は一転し、事態は思わぬ方向に!?
 昨年公開され、“熟年離婚”をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿を滑稽に、かつ温かく描いたストーリーで日本全国の劇場を大きな笑顔で包んだ映画『家族はつらいよ』が、さらにパワーアップしてこの春スクリーンに帰ってきます!おなじみとなった平田家のメンバーももちろん再集結!熟年離婚の危機を乗り越えた両親夫婦には橋爪功×吉行和子。長男夫婦を西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子×林家正蔵、次男夫婦を妻夫木聡×蒼井優が最高のアンサンブルで演じます。

推薦コメント

藤原作弥(元日本銀行 副総裁)

 『東京家族』と『男はつらいよ』をドッキングさせた山田洋次監督の秀逸な作品シリーズ。家族バラバラの現在的状況と、古き良き本来的な人間関係の接点を求めた異色パロディー。「家族には問題山積みながら、救いもある」―という松竹的な人間模様を楽しませてくれた山田監督ありがとう。無縁社会の孤独死など現代社会の問題提起は忘れていない。

 

渡辺俊雄(NHK衛星映画劇場 支配人)

 85歳の山田洋次監督は、今、日本の家族を取り巻く様々な現実を取り上げ、喜劇という形で観客を笑わせながら、そこにひそむ深刻な問題を明らかにしていく。前半は、交通事故が多発し問題になっている高齢者の運転免許の返還をめぐって巻き起こる騒動、そして後半は独居老人の死をめぐる「無縁社会」の物語である。「熟年離婚」を取り上げ爆笑した前回と比べると、今回は笑ってばかりではいられない。何より、アメリカで奮闘する86歳のクリント・イーストウッドに負けじと、日本で独自の作品を作り続ける山田洋次監督に熱いエールを送りたい。

 

人生タクシー

『人生タクシー』4/15(土)より全国順次公開

© 2015 Jafar Panahi Productions

2015年/イラン/82分  配給:シンカ
04月15日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
 政府への反体制的な活動を理由に、2010年より“20年間の映画監督禁止令”を受けながらも、『これは映画ではない』では自宅で撮影した映像をUSBファイルに収め、お菓子の箱に隠して、国外へ持ち出し、2011年カンヌ国際映画祭キャロッス・ドールを見事に受賞!本作では監督自身がタクシー運転手に扮して、厳しい情報統制下にあるテヘランの街に暮らす乗客達の人生模様を描き出し、2015年ベルリン国際映画祭で審査員長のダーレン・アロノフスキー監督から、「この作品は映画へのラブレターだ」と称賛され、金熊賞及び国際映画批評家連盟賞をダブルで受賞した他、数々の映画祭でも大絶賛!決して諦めない勇気と軽やかに笑い飛ばすユーモアに満ち溢れた、映画史に残る、心揺さぶる新たな傑作がここに誕生。
 アッバス・キアロスタミ監督の愛弟子にして、世界三大映画祭を制覇したイランの名匠ジャファル・パナヒ監督による待望の最新作。

推薦コメント

大黒 昭(株式会社アスピカ 会長)

 数々の賞に輝くイランの名匠ジャファル・パナヒ監督の作品。反体制活動を理由に長期に亘る映画監督禁止命令を受けた彼は、その裏をかくべくタクシーのドライバーになりすまし、様々な乗客との会話を通じてイランの社会体制の問題をあぶり出すことを考えた、ドキュメンタリータッチのユニークな映画。
 貧困の問題、安易な死刑制度、老人の間に残る迷信、小学生の姪が語る教育問題等々、興味は尽きない。発禁の外国ビデオの海賊版の売り子や、政府から停職処分を受けた弁護士なども登場し、知られざるイラン社会の核心が見えてくる。当然イラン国内では上映禁止だが、秘かに海外に持ち出すことに成功、ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した。

 

高見恭子(タレント/文筆家)

 反政府の活動で映画の撮影を禁止されたイランのジャファル・パナヒ監督。自らタクシードライバーとなって乗客との会話を撮影し、今のイランという国を映し出したフィクション、ノンフィクションの狭間の面白さと素晴らしさ。厳しい現実も垣間見せる。
 監督の人柄を感じさせる笑顔が、ホッと和ませる。観終わった後、長い旅に出ていたように心に残る。

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