生活文化創造都市推進事業

生活文化創造都市「熊本地域会議」開催報告(平成24年11月26日開催)

CIMG2706ディスカッション

テーマ:クリエイティブ・ストリートくまもと

 

2012年11月26日(月)、熊本市のくまもと森都心プラザホールにて、「生活文化創造都市推進事業『熊本地域会議』」を開催いたしました。「大道芸ワールドカップin静岡」のプロデューサー・甲賀雅章氏の基調講演、経済産業省商務情報政策局参事官・吉田耕一郎氏を交え「クリエイティブ・シティと地域産業」をテーマとしたパネルディスカッションに、約230名のご参加を得ました。市民の創造性の発揮によって「クリエイティブ・ストリートくまもと」を目指そうというこのシンポジウムに、多くの方のご参加をいただきありがとうございました。

 

熊本地域会議実施報告書 

開催概要

 

日 時

会場

参加料

主催

実施主体

後 援

テーマ

プログラム

: 平成24年11月26日(月)13:30~16:30

: くまもと森都心プラザ(熊本市西区春日、JR熊本駅正面)

: 無料

: (一財)日本ファッション協会 (一財)創造くまもと

: 生活文化創造都市会議実行委員会

: 熊本市、日本商工会議所、熊本商工会議所ほか

: ─市民の創造性の発揮による新しいまちづくりを目指して─ クリエイティブ・ストリートくまもと

基調講演

「大道芸ワールドカップ─静岡市の挑戦」

甲賀雅章氏

株式会社シーアイセンター代表。「大道芸ワールドカップin静岡」プロデューサー。

大阪府江之子島文化芸術センター館長

パネルディスカッション

「クリエイティブ・シティと地域産業」

プレゼンテーション

 

コメンテーター

パネリスト

 

 

 

ファシリテーター

「経済産業省のクリエイティブ産業政策」

吉田耕一郎氏 経済産業省商務情報政策局参事官

甲賀雅章氏 株式会社シーアイセンター代表

吉田耕一郎氏 経済産業省商務情報政策局参事官

石原靖也氏 熊本県教育委員会委員 「熊本暮らし人みずあかり」実行委員長

米野真理子氏 ピエス・コーディネーション主宰 クマモトファッションストーリー実行委員

澤田道夫氏 熊本県立大学総合管理学部准教授

佐々木雅幸氏 大阪市立大学大学院創造都市研究科教授

NPO法人都市文化創造機構理事長

 

基調講演

「大道芸ワールドカップ─静岡市の挑戦」 甲賀雅章氏

 

 1992年に始まり、今年で21回目を迎えた「大道芸ワールドカップin静岡」。今年も4日間の開催で154万人もの観客を集め、フェスティバルから“祭り”になったことを実感したという甲賀氏は、何事にもビジョンを明確化することが大事だと指摘されました。あやふやな言葉ではなく、将来どうなっていたいかを明文化し、それに関わるすべての人々が共通理解すること。そして同時にミッションも明確にし、その実現に向かっていくことで、「ノラない、おどらない、なんでもやるまいか」と言われていた静岡市民が変わっていき、静岡市が20年前に掲げた「創造都市」に近付いてきている、静岡市民が“そうぞう(創造)しい人々”になっていることを実感していることなどをお話いただきました。 info_002

パネルディスカッション

「クリエイティブ・シティと地域産業」

 

まず、経済産業省の吉田参事官から、経済産業省が取り組んでいるクリエイティブ産業振興政策「クール・ジャパン戦略」についてお話いただきました。地域におけるさまざまな資源を活用した先進事例のお話も含め、熊本にとっても大変参考になるものでした。

ディスカッションに入り、ファシリテーターの佐々木雅幸氏から、甲賀氏及び吉田氏のお話を創造都市の観点からまとめ、世界及び日本国内で、創造都市の実現に向けてどういう取り組みが なされているかについての説明がありました。

それを受け、熊本における取り組み事例として、石原靖也氏から「熊本暮らし人祭り みずあかり」が、自立した市民のまちの誇りとなり、希望の光となるような祭りを目指していること、「暮らし人」や「みずあかり」という言葉に込めた想いなどを語っていただきました。 続いて米野真理子氏からは、女性たちによって立ち上げられ、昨年から始まった、西日本一長いといわれるくまもとのストリートをステージにした、ファッションフェスティバル「WASSAMODA」についてご紹介いただきました。

澤田道夫氏からは市民の創造性の発揮に対する行政との関わり方が提案されるなど、パネリスト及びフロアから参加した生活文化創造都市検討委員会の委員を含め、多様な意見が提示され、HOTな議論が展開されました。

最後に、ファシリテーターの佐々木氏から、今後も熊本でクリエイティブな活動を実施している人々が一堂に会して、継続的な議論を展開する機会が必要との提案がなされ、パネルディスカッションを終了しました。

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