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アジアファッション連合会

2014 タイ・バンコク大会

BKK image

Thai ・ Bangkok 

 

 

期 間 :

場 所 :

参加人数 :

2014年 3月 12日(木) ~ 14日(金)

タイ・バンコク IMPACT(展示会場)他

約200名

 

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概要

1. アジアファッション連合会(AFF)参加国

   AFF Japan   一般 財団法人日本ファッション協会(JFA)

   AFF China    China Fashion Association (CFA)

   AFF Korea    Korea Fashion Association (KFA)

   AFF Singapore  Textile Fashion Federation Singapore(TAFF)

   AFF Thailand    Thai Garment Manufacturers Association(TGMA)

   AFF Vietnam    Vietnam Textile & Apparel Association (VITAS)

 

2. AFFについて

ファッションを生活文化全般と広く捉え、加盟国の相互理解のもと、各国の生活文化の向上を図るとともに、ファッションビジネスを活性化させ、アジアのファッションを世界に発信することを目的に2003年12月に日中韓の連合会として発足。その後、2007年にシンガポール、2008年にタイ、2009年にベトナムが加盟し、今年で12年目を迎える。

 

3.  大会概要

AFF大会は、生活文化向上の啓発、および参加国の相互理解・交流をベースとしたファッションビジネスの活性化を目的に、年に一度、加盟国の持ち回りで開催している。

第11回タイ・バンコク大会は、アセアン最大級のファッション・トレード・フェア「Bangkok International Fashion Fair (BIFF)」、「Bangkok International Leather Fair (BIL)」と会期を合わせ、AFFファッションショーや、AFFセミナーをそれぞれ同会場で実施。国内外から約3万人のファッション関係者が集うBIFFの場を活用し、AFF活動の周知や、グローバルビジネス展開の機会を創出した。

今大会では「Rising Asian Fashion」をテーマに、各国デザイナーが自身のオリジンを意識し、そのエッセンスを現代的に表現したクリエイションを発表するファッションショー、国内外からファッション業界のオピニオンリーダーが講演するシンポジウム、情報交換や人的交流促進を図るレセプション・パーティーを実施。併せて、BIFF会場内にAFFブースを設け、ファッションショーに参加したブランドのコレクションを展示した。

また、産業視察として「LUCKYTEX (Thailand) Public Company Limited」を訪問し、紡績、織布、染色と一貫工程を持つテキスタイル製造の現場を見学。さらに、ファッション市場視察として「サイアム地区」を訪れ、活気あふれるバンコクのファッションの現状を把握した。加えて、「Queen Sirikit Museum of Textile」、「Ananta Samakhom Throne Hall」においてバンコクのファッション文化を見学した。

 

4. トップ会談

3月12日(水) 13:00~16:30  IMPACT, Jupiter Room 14

アジアファッションの発信については、AFFオフィシャルウェブサイトを最大限に活用し強化を図る。各国事務局は、自国のデザイナーズブランドや素材、ファッションイベント等の情報をより多く掲載するとともに更新頻度を高め、さらなる拡充と活性化に努めることとした。また、今年は、AFF日本が運営する日本のストリートファッション情報を紹介するウェブサイトのシステムをAFFタイに提供しており、希望があれば他のメンバー国も同様に提供するとAFF日本が提案した。

AFFワーキンググループでの取り組みについては、昨年度に引き続き①ビジネスマッチングの強化、②デザイナー支援の2項目の充実に取り組む。

次回の大会は、ベトナムが主催国となり2015年9月にホーチミンで開催予定。

 

5. プログラム

(1) オープニングセレモニー 3月12日(水)16:30~17:00 IMPACT, Challenger Hall 1-2

各国AFF代表挨拶

 

 

 

AFF Thailand委員長

AFF Japan委員長

AFF China委員長

AFF Korea委員長

AFF Singapore委員長

AFF Vietnam副委員長

Mr. Sukij KONGPIYACHARN

平井 克彦 氏

Mr. Dangqi LI

Mr. Dae Yun WON

Mr. David WANG

Mr. Nguyen Van TUAN

 

AFFタイ Sukij KONGPIYACHARN委員長より

  • 各国委員長の皆さま、参加者の皆さま、本日は、第11回AFFタイ大会への参加についてAFFタイを代表してお礼を申しあげたい。

    メンバー間のビジネス促進を図ることのできる大会を開催できることは、大変喜ばしく、各国委員長をはじめ、参加者の皆さまと今大会でともに過ごせる時間をありがたく思う。

    AFFメンバーの皆さまに協力をいただき、今大会を開催できることをAFFメンバーの一員として敬意を表したい。

    現在、アジアの国内総生産は6.6%拡大し、世界GDPとしてのおよそ30%成長すると予測される。世界経済におけるアジアの顕著な成長や、グローバルな拡大は、アジアの主たる挑戦である。このアジアの動きは、世界市場でメジャープレイヤーとなり、地域経済をリードし、継続的に成長していくことだろう。アジアの強い資本流入とともに、この成長加速は、急成長を続けるアセアン諸国と連携し、新しい経済秩序をリードするだろう。このことは、国内消費と域内貿易を含む世界経済により大きなシェアを持つだろう。持続的成長は、世界のバイヤーを魅了し、ビジネスおよび貿易の拡大をアジアにもたらすだろう。我々は、オリジナリティのアイデンティティをもって、世界のファッションやライフスタイル産業に重要な役割を果たさなければならない。したがって、私たちの提携や協力が不可欠である。ともにファッションとライフスタイルにおいてビジネス連携を図り、ともに貢献していきたい。我々アジアは、貿易がますます主要産業となっていくことを実感している。ついては、相互のビジネス連携と経済パートナーシップを築き、加盟各国間の貿易について支援していきたい。

    AFFは、加盟各国のビジネス促進という目的達成のために共に活動し、連携を強化させていく。

    AFF年次大会は、加盟国持ち回りで開催しており、今回は「RISING ASIAN FASHION」をテーマとした。今大会もテーマ同様にRisingしていくことを望む。大会を是非お楽しみいただきたい。

 

AFF日本  平井委員長より

  • 本日ここに、アジアファッション連合会の第11回タイ大会が盛大に開催されたことを心からお喜び申しあげる。また、本大会の開催に大変なご尽力をいただいたAFFタイ委員会Sukij Kongpiyacharn委員長はじめ関係者の皆様に、心よりお礼申しあげる。

    アジアファッション連合会は、東アジア各国の相互理解・相互交流をベースとして、各国の生活文化の向上とファッションビジネスの振興、さらにはアジアのファッションを世界に発信していくことを目的に、2003年に発足した。それ以来、私たちは、AFF大会の年次開催をはじめとし、オフィシャルサイトの開設・拡充、各国への市場参入の環境整備等に取り組んできた。

    皆さまもご承知のとおり、アジアのファッションは、欧米を追従する姿勢から脱し、アジア発のファッションを創造する時期に入っていると言える。また、広域経済連携が急速に進展し、自由貿易化の流れが本格化している今こそ、アジアのファッションを世界市場に普及させるチャンスであると考えている。

    このような背景を受け、AFF日本としてはAFFの初期の目的のひとつである協働体制をより実効あるものとするため、一層の活動強化に努めてまいりたいと考えている。その一例として現在、AFFタイからの要請を受け、AFF日本が運営する日本のストリートファッション紹介サイトのシステムをタイに提供することにしている。各国のストリートファッションを豊富にタイムリーに発信していくことは、アジア全体のファッションが世界に周知される一助になるものと信じている。

    今後もAFFは、加盟各国それぞれが持ちうる自国の情報やノウハウをこれまで以上に共有していくことが不可欠。そして、急速に拡大しつつあるアジア市場をターゲットに、各国ファッション市場への相互参入を図り、さらに各国のファッションイベントに相互に参加することにより、各国のファッションビジネスの拡大推進を図っていきたいと考えている。

    今大会におけるファッションショーでは、将来が嘱望される若手デザイナーの森川拓野さんをAFF日本は推薦した。シルエットや素材に独創的な発想を加えた、彼の最新コレクションをお楽しみいただきたい。

    今大会はアセアン最大規模のアパレルや素材の展示会である「Bangkok International Fashion Fair」、「Bangkok International Leather Fair」に連動して開催されている。この催しの成功を心からお祈り申しあげるとともに、本タイ大会の成功とアジアファッション連合会のますますの発展を祈念申しあげ、挨拶とさせていただく。

 

AFF中国 Dangqi LI委員長より

  • AFF中国の最高幹部会、中国の代表団メンバーを代表しご挨拶させていただく。

    AFFタイ大会が開会されたことを喜ばしく思い、AFFタイのSukij Kongpiyacharn委員長、並びに、スタッフの方々にお礼を申しあげる。

    この美しい都市でAFF加盟国の皆様にお目にかかれることを大変嬉しく思う。

    AFFが2013年に発足して以降、AFF中国事務局の中国服装設計師協会は、AFFという枠組みの中、加盟各国との連携をもとにアジア固有の文化を現代的な解釈で広めることに専念してきた。

    タイは豊富な天然資源、特に織物材料に恵まれている。先進技術をもって、タイのファッション産業全体は繁栄している。世界的に有名なタイシルクを生産し、ファッション文化においても高度なオリジナリティは称賛に価する。タイの素晴らしい歴史や遺産は、デザイナーに多大なインスピレーションをもたらしており、固有の文化と西洋の流れが融合し、ユニークで素晴らしいファッションデザインが創造されている。

    今回のAFFタイ大会は、BIFF、BILの会期中に実施されるため、アジアンスタイルを世界に効果的に広めることができると確信している。

    今回のAFFファッションショーには、中国で最も才能のある若手デザイナーMs. ZHAO Huizhouを推薦する。彼女のデザインは、伝統を現代にアレンジし、ラグジュアリーを東洋風に表現している。彼女の素晴らしいコレクションを是非、お楽しみいただきたい。

    AFFが共に努力することで、タイ大会が成功すると確信している。

 

AFF韓国 Dae Yun WON委員長より

    • AFFタイ委員長、スタッフの皆さんに大会を開催してくれたことを感謝し、第11回AFF大会がバンコクで開かれたことにお祝いを申しあげる。

      今大会が、タイで長い歴史を持つBIFF&BILと同時開催であることは、最新ファッションやテキスタイルの傾向を知ることもでき、素晴らしい機会と言える。今年は、韓国の11ブランドが出展しており、14日にメインステージでのランウェイショーも行うことになっている。是非、ご覧いただきたい。

      タイは、ASEANにおいて貿易、観光、ショッピングのハブとなり、消費者のライフスタイルが変化し、購買力が過去3~4年で非常に増加している。ファッション産業におけるこの急成長は、グローバルに展開する多くのブランドをバンコクへ引きつけ韓国の多数のブランドがタイ市場への参入を進めている。

      近い将来、アジアの深いルーツ、および豊富な歴史により、アジアが世界の政治や経済の中心となり、さらにはファッション産業も、パリやミラノからアジアへとシフトしていくだろう。私は、AFFが担う重要な役割を実感する。

      AFFバンコク大会は、互いに刺激し合い、アジアのファッション産業の可能性を世界に広めることができることを望む。

      今回のAFFファッションショーでは、韓国デザイナーHye Jin Hongが展開するブランドThe Studio KがRising Asia Fashionをテーマにしたコレクションをご覧いただく。

      最後にAFFタイにこのような素晴らしい大会を開催してくれたことに多大な感謝を申しあげる。

 

AFFシンガポール David Wang委員長より

  • AFFタイ・バンコク大会にようこそ。AFFタイ委員長、スタッフの皆さんに大会を開催してくれたことに感謝したい。

    AFFがこれまでの大会を通し、友好関係や産業協力が前進していることは大変嬉しく思う。

    今年は、シンガポールで最も有能なデザイナーの一人であるSabrina Gohを紹介できることを誇りに思う。彼女は、我々が目指すアジアンファッション“都会的かつ現代的なアプローチによるデザイン”を明確に表現している。

    また、セミナーでは、ナンヤン工科大学のGalina Haleva教授による講演が予定されている。最新で革新的なテクノロジーにより産業を前進させるという考えを皆さんと共有したい。

    加盟各国のデザイナーやスピーカーの発表も楽しみにしている。

    タイ大会で充実した時を過ごしていただけるだろう。

 

AFFベトナム  Nguyen Van TUAN委員長より

  • AFFタイ委員長、参加メンバーの皆さまの健勝、幸せ、成功をお祈りする。

    第11回AFF大会開催に尽力いただいたAFFタイに感謝を申しあげる。

    今日では、ファッションは文化を創造し、新しいライフスタイルを生み出すものとして大変重要な存在になった。

    AFFが2003年に発足してから、我々は、グローバルなファッション産業の発展に寄与し、アジアンファッションの発信を促進してきた。

    ベトナムはAFFに加盟するとともに、独自のファッション産業を構築し、アジアのファッションの発展に寄与してきた。さらに、テキスタイルと衣服の付加価値を高め、総収益230億ドルを達成、2013年には輸出額が200億ドルとなり世界トップ5に入った。

    AFF加盟は、責任や誇りを得ただけでなく、まだ成長過程にあるベトナムのファッション産業の発展に尽力していくモチベーションを高めた。

    2009年にベトナムが6番目のメンバーとしてAFFに加盟してから、個人的には、2回目の大会参加となる。前回は、“アジアから世界へ”をテーマとした日本大会に参加した。 “Rising Asian Fashion”がテーマである今大会も含め、大会の価値や重要性、実用性を感じる。

    AFF大会では、他の加盟国から経験を学ぶ機会や、多くの情報、広域サポート、協力関係を得ることができる。ベトナムのファッション産業も、他のAFFメンバーに追いつき発展することができるだろう。

    大会の成功をお祈りする。

 

各国委員長

左から ○シンガポール委員長 ○韓国委員長 

○日本・平井委員長     ○タイ委員長 ○ベトナム副委員長 ○中国委員長

  

(2) ファッションショー 3月12日(水)17:00~18:00 IMPACT, Challenger Hall 1-2

加盟各国において将来を嘱望されるデザイナーによる合同ファッションショー。今大会は、「Rising Asia Fashion」をテーマに各国で成長著しいブランドのデザイナーが参加し、自身のコレクション10点を披露するとともに、タイのテキスタイルを用いて制作した1作品を発表した。ファッションショーは、アセアン最大級のトレードフェア「BIFF・BIL」の会場で実施し、世界各国から集まったファッション業界関係者にもアジアンクリエイションの魅力をアピールした。

また、BIFF会場内にAFFコーナーを設け、参加デザイナーのコレクションを展示し、参加デザイナーにグローバルなビジネス展開の機会を提供した。

 

 ≪参加デザイナー≫
AFF Japan

designer     森川 拓野

Label     TaaKK     official site    

 

【プロフィール】 文化服装学院卒業後、(株)イッセイミヤケ入社。ISSEY MIYAKE / ISSEY MIYAKE MENパリコレクションの企画デザイン担当を経て独立。2012年 森川デザイン事務所設立、ブランドTaaKKを立ち上げる。2013年TOKYO新人ファッションデザイナー大賞 プロ部門支援デザイナー選出。

 

【ブランドコンセプト】 形、素材、技術に自身の体験の上に新たな体験を重ねる終わりなき探索をデザインという理念を掲げてスタート。独創的な素材へのアプローチをもとに日常でも成り立つデザインを目指す。

 

【インスピレーション】 日常の中の少しずれた感覚 

 

【コレクションテーマ】 RealityとUnreality 

      

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タイのテキスタイルを使用した作品

 

 

AFF China

Designer     Huizhou Zhao 

Label     The EACHWAY     official site  

 

【プロフィール】 Hubei Institute of Fine ArtsにおいてFashion Designを専攻。卒業後、EACHWAY Fashion Gropeを設立し、チーフデザイナーに就任。中国においてデザイナートップ10に選ばれる。

  •  

【コレクションテーマ】 Deep-sea Romanceをテーマに、改革と着心地のバランスを追求し、新しいオリエンタル気質を表現。今回は、自由に水面をただよう魚をイメージするような、クラシックで気品があり、エレガントで慣例にとらわれないフェミニンなクリエイションを発表した。

     

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AFF Korea

Designer     Hey Jin Hong

Label     the studio K     official site       

 

 【プロフィール】 ソウル大学卒業後、College of Fine Art Korea、Phode Island School of Design USA、EWHA University Art & Design Koreaへと進み博士号を取得。現在は、Artistmade the studio KのCEO。

  

【コレクションテーマ】  Sound Wave

 

【インスピレーション】 自分が着たいものを追求する。音の視覚化

    

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AFF Singapore

Designer     Priscilla Shunmugam

Label     Ong shunmugam     official site  

 

【プロフィール】 LADALLE.SIA College of the Arts卒業。ELOHIME BY SABRINA GOH PTE LTDを設立。2010年にはELLE Award Designer of the yearを受賞。

 

【コレクションテーマ】 HYBRID / HOMEBRED

 

【インスピレーション】 プラナカン建築様式、アジアの文化発展、時代によるスタイルの変化、シンガポールのさまざまな要素を含んだ貴重な遺産などを創造源としている。

    

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AFF Thailand

Designer     Siriorn Teankaprasith

Label     PAINKILLER      official site

 

【プロフィール】 ESMODパリ在学中にPAINKILLERコレクションのファーストシーズンを発表し、ESMOD young designer ベスト10に選ばれる。

 

【コレクション】 多くのアジア文化に存在する護身やおまじないの意味合いが強いスピリチュアルな入れ墨文字を刺繍にしてコレクションに施した。

 

    

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AFF Vietnam

Designer     Nguyen Quoc Binh

Label     Qb quoc binh

 

【プロフィール】 Vietnam Collection Grand Prixで最年少受賞に選ばれる。ベトナムの伝統衣装に現代性を持たせるデザイナーの先駆けとなる。2000年に自身のブランドQb quoc binhをスタート。

  •  

【コレクション名】 汚れのないLotus Lady

 

【インスピレーション】 知性や精神性が現れるハスの花。純粋で汚れのない自然界と人間の鼓動。シンプルかつ繊細なデザインでアジア女性のイメージを表現。

     

 

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(3) レセプションディナー 3月12日(水) 19:00~21:00  PREGO, Novotel Impact Hotel

加盟国メンバーが参加し、意見・情報交換等を通して参加者間の交流が行われた。

 

(4) セミナー3月13日(木) 9:30~16:00  IMPACT, Jupiter room 14

 

第1部  『アジアにおける消費者の増大と購買力』
《講師》 
Dr. Krittinee Nuttavuthisit
Assistant Professor, Sasin Graduate Institute of Business Administration

《要約》

中国初のラグジュアリーブランド「Shanghai Tang」は、中国の伝統的な美意識を取り入れたライフスタイルブランドとして発足し、香港に第一号店をオープン、その後、スイスのリシュモングループの傘下に入り、世界各国で店舗展開を図っている。アジアブランドのグローバル化は、自国のルーツを探り、ライフスタイルに合ったクリエイションを行い、弱点をも逆手にとる強さを持つことが重要。世界市場でブランド力を高めるには、強い存在感と独自のアイデンティティで改革の流れを作るとともに、マルチな販売チャネルやメディアを獲得することである。最終的には、グローバル化したアジアブランドとしてアジア市場も席巻するというサイクルを作る。

 

第2部  「世界に広がるアジアの小売業、市場参入する政策」 
《講師》 

蓑原 邦明 氏

Leasing Department, General Manager, AEON Mall Co., Ltd.

《要約》

イオンモールは、アセアン諸国における経済成長や自家用車の保有率の伸びに着目し、郊外型大規模ショッピングモール時代の到来を確信。マレーシア進出を皮切りに、ベトナム、カンボジア、インドネシア、ラオス、ミャンマー、ジャカルタと進出計画を打ち出し、アセアン市場での展開を拡大している。経営人の現地化も進め地元のニーズに応えるとともに、多機能トイレの設置やポイントカードの発行など日本ならではの細やかなサービスを加味、さらに娯楽施設を併設し、買い物だけでなく楽しく時間を過ごせる場所として付加価値の高い施設を提供し、新しいライフスタイルを提案する。

 

 

第3部  「市場の変化に伴うファッション産業の流通の多様化」
《講師》

Mr. Kim Tae Seo

Chief Operating Officer in Charge of Sourcing, Scheduling and Marketing, GS Home

《要約》

景気後退時の消費動向として合理的な支出が進み、ホームショッピングの利用率が上がる傾向がある。現在は、スマートフォンの普及によりモバイルショッピングユーザーが増加、2013年の売上高は約50億ドル、2014年は100億ドルに及ぶと予測されている。韓国オンラインショッピング運営会社大手のGS Home は2013年、自社のオンラインショッピングアプリのダウンロード数が前年比482%と急増した。これまでのオンラインショッピングは、日用消耗品が主流だったが、最近では家電、ファッション製品も一般的に扱われるようになり、ファッション産業との連携が不可欠になった。現在では、デザイナーとのコラボレーションによるブランドの立ち上げや、ドラマやCMで使用されるファッションアイテムをテレビ画面からオンラインで販売する新商業体系を確立し、さらなる充実を図っている。

 

第4部  「世界市場におけるアジアのオリジナルデザインとブランド」
《講師》

Ms. Duang Poshyanonda

Editor in Chief, HARPERS BAZAAR

《要約》

世界で活躍するアジアのデザイナーとそのブランドを紹介。

紹介されたデザイナー/ブランドは以下のとおり。

【日本】 山本耀司/Yohji Yamamoto、 川久保怜/Comme des Garcons、高橋盾/Undercover、 阿部千登勢/SACAI

【中国】 Gao Pei/GAO PEI

【韓国】 Juun J/JUUN.J

【シンガポール】 F J Benjamin/PAOUL、 Kenny Lim, Andrew Loh/DEPRESSION、  Ashley Isham/ASHLEY ISHAM

【タイ】 Somchai Songwattana/FLYNOW、 Pim Sukhahuta/SRETSIS、Koi Suwannagate/Koi Suwannagate、 Thakoon Panichagul/TAKOON

【ベトナム】 Chloe Dao/Chloe Dao

 

第5部  「旺盛な国内需要により活況を呈する中国のファッション産業」
《講師》

Dr. Zhang Qinghui

Doctor, Textile Engineering

Vice President & General Secretary, China Fashion Association

《要約》

中国は、一人っ子政策などによる社会構造の変化や生活水準の向上とともに、ライフスタイルの変化、日常生活に美を求め出したことで、ファッション業界には大きなチャンスが訪れている。2012年、ファッションに対する年間平均支出は、都市部で1823.4元、地方で396.4元、前年度比各8.88%、16.14%の伸びとなった。また、国内ではかつてないのブランド開発時代を迎えており、ブランド数が1900年の2千から、2011年には12万まで増え、2013年の売上総額は1兆8500億元となった。クリエイション力も成長しており、中国文化をインスピレーションソースとしたデザイナーは、ファッション消費を刺激する重要な役割を果たしている。中国のファッション産業は、東洋文化がワールドワイドに浸透している背景も手伝って、世界のファッション市場で重要度を高めてきたといえる。また、アジアは、世界最大のファッション消費市場ではあるものの、現在、アジアの一人当たりの衣料品消費は12.8キロで、世界平均は13.3キロという分析結果があり、いまだ発展段階にある。我々は、アジアファッションを広め、アジアファッションのさらなる消費拡大に努めていく。

 

第6部  「新技術と革新的な3Dプリンター」
《講師》

Ms. Galina Mihaleva

Visiting Assistant Professor, Art, Design and Media, Nanyang Technological University, Singapore

《要約》

技術革新により服飾制作も新たな時代を迎えた。3Dプリント技術は進歩が加速し、まだ市場に出回ってはいないものの着用可能な衣料品を製造するまでに至っている。現在は、性能、着心地、ファッション性の向上が図られている。さらに、使用できる素材のバリエイションについてさらなる研究が続けられており、綿やウールを用いたクリエイションも可能になった。今後、ウェアラブル・テクノロジー市場は、2016年には60億米ドルにまで拡大するだろう。また、電子機能が加わった布地「スマートファブリック」についても、ヘルスケアや宇宙開発など多分野で応用され、2017年までには26億米ドル市場に達すると予測されている。

 

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3Dプリンターで製作した作品
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セミナー風景

                    

 

 

(5) AFF大会 関連イベント 見学

「Bangkok International Fashion Fair(BIFF)」・「Bangkok International Leather Fair(BIL)」 見学

3月12日(水)10:00~12:00  IMPACT, Challenger Hall 1-2

各国から出展したブランドや企業、団体のブースに加えて、「AFFブース」や「ジャパン・コネクトエリア」を見学した。

 

≪BIFF・BIL概要≫

アセアン地域最大のファッション国際見本市。今年は、「STYLE+DESIGN ASEAN」をテーマに700社が1100の出展ブースを設置し、アパレル、ファッションアイテム、テキスタイル、レザー素材や製品を幅広く紹介した。主催は、タイ国商務省国際貿易振興局(DITP)。

今回は、ジャパン・コネクトエリアが作られ、JFWが「JAPAN FASHION WEEK in Bangkok」、繊研新聞社が「ジャパンパビリオン」と称してコーナーを設けた。

また、AFFは、AFFギャラリーを設置し、ファッションショーに参加した6カ国デザイナーのコレクションを展示すると共に商談の機会を提供した。

 

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BIFF 会場内
BIFF_AFF-1 BIFF_AFF-2
AFFギャラリー
BIFF-1 BIFF-3
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BIFF 出展ブース
BIFF-2 BIL-2
BIL-3 BIL-1
BIL-5 BIL-4
 BIL 出展ブース
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JWE 「JAPAN FASHION WEEK in Bangkok」コーナー

BIFF_senken-2 BIFF_senken-1

繊研新聞 「ジャパンパビリオン」コーナー

  

※  BIFF&BIL詳細、出展ブランド情報は、JFAの「スタイルアリーナ」サイトでもご覧いただけます。

≪BIFF&BIL情報≫  

http://www.style-arena.jp/topics/post/20140320/

≪出展ブランド情報≫  

http://www.style-arena.jp/topics/post/20140324/

http://www.style-arena.jp/topics/post/20140325/

 

(6) 産業観光
サイアム地区 3月12日(水) 13:50~15:00

衣食遊に関する多様な商業施設が集結するバンコク最大の繁華街「サイアム地区」を訪れ、タイ財閥のデベロッパーTCC Land Retail Co.,Ltd.の店舗開発運営部長の案内で、最新電子機器や人気の飲食店が出店する同社の複合商業ビル「デジタル・ゲートウェイ」を訪問した。さらに、バンコクの新進デザイナーが続々と出店するファッションビル「サイアム・センター」、ハイエンドブランドを一堂に集めた高級デパート「サイアム・パラゴン」、バンコクのストリートファッションを代表するエリア「サイアム・スクエア」を見学。多くの人が集い、賑わう状況を体感するとともに、トレンドを強く意識する消費傾向や、経済発展に支えられ購買力が上昇している様子を視察した。

併せて、サイアム・センターに特別展示した「AFFデザイナーコレクション展」や「JAPAN FASHION WEEK in Bangkok紹介コーナー」、期間限定でオープンした「JFWポップアップストア」を見学した。

 

サイアム・スクエア
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 ↑ AFFタイが運営するストリートファッションサイトの撮影風景(サイアム・スクエア内のストリートにて)

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サイアム・センター内に設置したAFFギャラリー

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サイアム・センター内に設置されたJFW in BKK コーナー

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サイアム・センター内に設置されたJFW in BKK ポップアップショップ

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サイアム・センター内

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デジタル・ゲートウェイ内の回転寿司レストラン  サイアム・パラゴン

 

LUCKYTEX PUBLIC COMPANY LIMITED    3月14日(金) 15:30~16:30
  • [LUCKYTEX PUBLIC COMPANY LIMITED プロフィール]

    プロダクト : ポリエステル綿混紡織、100%綿、100%ポリエステル、デニム、ポリエステル・スパン織物、ポリエステル・フィラメント織物、産業素材製品(タイヤコード、エアバッグ)

    所在地 : Head Office/タイ・バンコク、 M1・M2・M3工場/タイ・サムットプラカーン

    設立 : 1960年12月

    株主 : 東レ49%、 TTS 2.1%、 一般 48.9%

    従業員数 : 2,919名

  • バンコクの南約30km、チャオプラヤー川の河口に広がるサムットプラカーン県に位置し、紡績、織布、染色と一貫工程を持つLUCKYTEX社の工場を訪問。繊維事業の拡充を続ける経営方針や、アセアンを面としてとらえグローバルにサプライチェーン・マネージメントを推進する運営体制についてレクチャーを受けた。また、課題についても話が及び、労務問題については、タイの失業率が1%と低いことから離職率が高いため、質の良い労働者確保の重要性や、雇用の現地化に対する取組事例などが語られた。その後、タフタ製織、エアアッグ基布、さらにコットン100%のデニムを生産する第3工場内に進み、オートメーション化が進んだ製造現場を見学した。

     

  • Luckytex

       

 (7) ファッション文化視察
Queen Sirikit Museum of Textile 3月14日(金) 9:00~10:00

シリキット王妃が所蔵する衣装が展示される博物館。王室行事や国際行事で着用される衣装、結婚式や宗教行事用の伝統衣装など、王妃が着用した衣装の数々を見学した。

 

Ananta Samakhom Throne Hall 3月14日(金) 11:00~12:00

 

2003年にAPECバンコク会議の会場となり、一部が迎賓館としても利用される宮殿。内部に展示さ れている伝統工芸品や芸術品を見学した。

 

6. 同行記

第11回アジアファッション連合会(AFF)タイ・バンコク大会報告

    “アジア発”の深化と新たな方向

    AFFウェブサイトの発信力を強化

    地域のオリジン(起源)に基づくデザインを

 

第11回アジアファッション連合会(AFF)タイ・バンコク大会が去る3月12日―14日の3日間、タイ・バンコクで開かれた。日本、韓国、中国、シンガポール、タイ、ベトナムの加盟6カ国の代表が集まり、セレモニー、セミナー、若手デザイナーのショーなど恒例の公式行事の一方、各国代表による会長会談ではAFFの活動、今後の方向性などが話し合われ、AFFウェブサイトを強化することでアジアファッションの世界への発信力を高めるほか、ビジネスマッチングでは加盟各国が行っている各国の展示商談会などのイベントへの参加を希望する場合は、各国のAFF国内委員会がイベント主催者へあっせんし必要に応じて宿泊や通訳の手配などで協力する、などで合意した。

AFFは、2003年12月、東京で日本、韓国、中国3国の各国ファッション協会が窓口になって結成したそれぞれの国内委員会が集まり、生活文化の振興・相互交流・相互理解、アジアファッションの世界への発信、若手デザイナーの育成を目指して発足。その後、加盟国がシンガポール、タイ、ベトナムのアジア全域へと広がってきた。

活動の中心は年1回、各国持ち回りで開く年次大会。今回のバンコク大会に当たって、AFFの実質的なリーダーであり、日本代表団長の平井克彦AFF日本委員会委員長(東レ相談役)は、AFF発足からの10年間におけるアジアの変化について、こうした認識を示す。

「3つの変化が著しい。ひとつは各国に消費をけん引する中間層が育ち市場として有望になってきたこと。二つ目は東京とアジアの主要都市のストリートファッションに変わりがなくなったこと。三つ目はFTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)が進展したことだ」。

アジアの3つの変化を受けて開かれたバンコク大会では、まずAFFの主要目的であるアジアファションの世界への発信では、AFFウェブサイトを強化することで意見が一致した。加盟6カ国は、月に1回はサイトの内容を更新すること、また、検索エンジンを強化する方策をワーキンググループが検討することにした。日本ファッション協会の人気サイト「スタイル・アリーナ」のシステムをタイに提供しているが同時に他国にも提供する意向を表明した。結論には至らなかったがAFFウェブサイトの水準を高めることで世界への発信力を高めるのが狙いだ。

アジアファッションの世界への発信では、2009年ベトナム大会以降、一定の共通認識が生まれている。同大会のセミナーで講演した「まとふ」(堀畑裕之・関口真希子)の「オリジン(起源)に深い敬意と深い関心を支払うべきだ」との主張は、その後時間の経過とともにAFFの共通認識になってきた。ファッションビジネス界の状況は、欧米が発信したトレンドを他国地域が追随しているのが現実だが、そうではなくてアジアのオリジンに基づいた、かつ世界に通用するアジアファッションを、との流れが定着しつつあるように見えることはAFFの10年の成果と言える。

一方、ビジネス促進のためのビジネスマッチングでは、加盟各国のアパレル・デザイナー企業やファッション産業関連団体が他国市場に参入を希望する際、希望先国で開催されている展示商談会やコレクションショーへの参加あっせん、宿泊や通訳の手配などで協力することで一致した。例えば、多くの加盟国の企業が希望する日本市場への参入では、展示商談会への出展希望者があればAFF日本委員会が主催団体にあっせんし、必要に応じて宿泊や通訳を手配することで合意した。

AFF大会とは、直接の関係はないがビジネスマッチングのための展示はバンコク大会と同じ会場で行われたBIFF(バンコク・インターナショナル・ファッション・フェア)」でも実現。同会場で日本アパレルブランドを紹介する「ジャパン・ファッション・ウィーク・イン・バンコク」が開かれたのがそれ。相互に展示商談会への参加で便宜を供与する取り組みはビジネス主体にはなれない団体の場合、有効な方策であることは間違いない。

AFFの目的のひとつである若手デザイナーの育成では、今バンコク大会でも各国1人の若手が最新作で共演した。日本代表の「ターク」(森川拓野)は、オリジナルな刺繍を施した繊細な生地で完成度の高いメンズウエアを披露し、レベルの高さを見せつけたが、こうした若手デザイナーの育成でもAFFでのショー以外でも各国が協力し合うことになった。日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)のコレクションショーへの参加を希望するデザイナーがいれば、AFF日本委員会がJFWにあっせんする、といった具合だ。

若手デザイナーに関しては、今バンコク大会でフィリピン・セブ島のデザイナーグループがAFFへの加盟を打診してきた。審議の結果、AFFの加盟団体は各国を代表する組織であることが望ましいとして、そうではないセブ島グループの加盟についてはタイが再度詳細を調べることになった。

次回、AFF大会は2015年9月にベトナム・ホーチミンで開催されることが決まった。ベトナムでAFF大会は二巡することになる。これを機に基本的な活動領域が見直される方向にある。日中韓3か国がメンバーだった当初の「生活文化」路線から6カ国体制下での「ファッション(アパレル)」路線を見直すか否か、だ。

 

ファッション・ビジネス・フォーラム 代表 聖生 清重

 

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